リンコーコーポレーション

株式会社リンコーコーポレーションについて

株式会社リンコーコーポレーション（英: Rinko Corporation）は、1905年に設立された企業で、新潟県新潟市中央区に本社を構えています。主な業務は倉庫および運輸関連の物流事業であり、特に新潟港の東港区・西港区を基盤に活動しています。川崎汽船が約25%の株式を保有していることからも、その経営基盤の強さが伺えます。

事業内容

リンコーコーポレーションは、倉庫業や運輸業を中心に、多様な事業を展開しています。これらの物流事業の他に、不動産業にも力を入れており、新潟市内のANAクラウンプラザホテル新潟をはじめ、佐渡市のホテル大佐渡といったホテル事業も運営しています。また、新潟市東区には新潟臨港病院を運営する医療法人新潟臨港保健会も保有しており、地域に密着したサービスも展開しています。

会社の歴史

リンコーコーポレーションの歴史は1905年に遡ります。この年に「新潟健康舎」として設立され、当初は牧畜および牛乳の販売を主な目的としていました。1914年には営業目的に倉庫業、運輸事業、不動産事業が追加され、企業としての幅を広げました。1920年に商号を新潟臨港株式会社に変更し、1924年には新潟市内で貨物鉄道の山之下臨港線を開業しました。

その後、1940年には新潟臨港開発株式会社と改称し、荷役業や仲立業を加えました。戦後、1955年には新潟証券取引所へ上場し、1960年には新潟海陸運送株式会社を合併し、社名を新潟臨港海陸運送株式会社に変更しました。1980年代にはゼネラルモーターズの輸入販売も行っていましたが、オイルショックの影響で1980年に撤退しています。1991年に現在の社名、株式会社リンコーコーポレーションに改称し、今日に至ります。

歴代社長

リンコーコーポレーションは創業以来、6人の社長がこの会社を引っ張ってきました。初代社長の結城文陽は2002年までその職にあり、その後岡村繁が2002年から2010年まで、坪井鈴児が2010年から2015年まで、南波秀憲が2015年から2022年まで、そして本間常悌が2022年に社長に就任しました。各社長は、企業の成長に寄与するために多様な戦略を展開してきました。

グループ会社

リンコーコーポレーションはそのビジネスの幅を広げるためにいくつかのグループ会社を有しています。中でも、ANAクラウンプラザホテル新潟を運営する株式会社ホテル新潟、リンコー運輸株式会社、リンコー港運倉庫株式会社などが主な関連企業です。

まとめ

株式会社リンコーコーポレーションは、単なる倉庫及び運輸業に留まらず、医療やホテル事業を通じて地域に根付いた幅広いサービスを展開しています。歴史的な背景を持つこの企業は、今後も安定した成長を続けていくことが期待されます。

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