リヴィング・エンド

リヴィング・エンド (The Living End)

リヴィング・エンドは、1994年にオーストラリアのメルボルンで結成された3人組ロックバンドです。メンバーは、クリス・チェニー（ボーカル・ギター）、スコット・オーウェン（ベース・ボーカル）、アンディ・ストラッカン（ドラム）の3人。

1990年代後半に、ダブルA面シングル「Second Solution/Prisoner of Society」で一躍その名を知られるようになりました。2006年までにオーストラリアで5枚のアルバムと1枚のシングル集をリリースし、オーストラリア国内で確固たる地位を築きました。

音楽スタイルと影響

リヴィング・エンドの音楽性は多岐に渡ります。クリス・チェニーは1950年代のロックンロールを愛しており、初期の音楽に大きな影響を与えました。バンド自身は、1980年代のオーストラリアのロックから多大な影響を受けたと語っています。

スコット・オーウェンは、1980年代のネオ・ロカビリーバンド、ストレイ・キャッツからダブルベースやラブソングの影響を受けています。その他、レブレンド・ホートン・ハートやエディ・コクランといったロカビリーアーティストからも影響を受けています。

リヴィング・エンドは、自らをパンク・イデオロギーのロックンロールバンドと位置づけており、イギー・ポップ、ザ・フー、ザ・ジャムといったバンドを同じ傾向を持つバンドとして挙げています。また、社会的な論評を広げることを目的としており、1990年代のパンク・リバイバルの旗手、ランシドにも好意的です。しかし、彼ら自身は自らをパンクバンドとは考えていません。

Sum 41のギタリスト、デリック・ウィブリーは「彼らは本当に良いミュージシャンであり、リヴィング・エンドと共に旅することが出来るなら嬉しい」と述べています。

コラボレーション

リヴィング・エンドは、数多くのミュージシャンやアーティストと共演しています。

1998年、「Tour Of Duty」で「Peace Keepers」の一員としてPNGで活動。カイリー・ミノーグと「ジングルベル・ロック」を演奏。
ドイツのバンド、ディ・トーテン・ホーゼンのクリスマス・ツアーをサポートし、スレイドのカバー曲「Merry Christmas」を演奏。
2005年、オーストラリアの歌手ノーミー・ロウと共に、ノーミー・ロウの2曲をレコーディング。
アシュトン及びガードナーとダイクのデュエット・アルバムにジミー・バーンズの楽曲で参加。
オーストラリアのカントリー・ウェスタンアーティスト、ケーシー・チェンバースのアルバムに参加。

メンバー

クリス・チェニー（ボーカル・ギター）
スコット・オーウェン（ベース・ボーカル）
アンディ・ストラッカン（ドラム）

アルバム

1998年 - 1st「ザ・リヴィング・エンド」The Living End
2000年 - 2nd「ロール・オン」Roll On
2003年 - 3rd「モダーン・アーティラリー」Modern ARTillery
2004年 - ベスト「フロム・ヒア・オン・イン：ザ・シングルズ 1997-2004」From Here On In: The Singles 1997-2004
2006年 - 4th「ステート・オブ・エマージェンシー」State Of Emergency
2008年 - 5th「ホワイト・ノイズ」White Noise

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