リー・マジーリ

リー・ルイス・マジーリ（Lee Louis Mazzilli）は、1955年生まれ、ニューヨーク市ブルックリン区出身の元プロ野球選手、指導者、解説者です。右投両打の外野手として活躍しました。

現役時代

1973年のMLBドラフトでニューヨーク・メッツから1巡目指名を受けプロ入り。1976年にメジャーデビューを果たします。翌1977年からは中堅手のレギュラーとして定着し、甘いマスクで多くの女性ファンを魅了しました。ニューヨークでは絶大な人気を誇り、チームの看板選手として活躍しました。

1979年には、打率.303、15本塁打、79打点、34盗塁、出塁率.395という素晴らしい成績を収め、オールスターゲームに選出。そのオールスターゲームでは、代打で同点本塁打を放ち、ファンを熱狂させました。

1982年にテキサス・レンジャーズへ移籍してからは、やや低迷しましたが、その後ニューヨーク・ヤンキース、ピッツバーグ・パイレーツを経て、1986年途中に古巣のメッツへ復帰。同年のボストン・レッドソックスとのワールドシリーズでは、2本の代打安打を放ち、いずれも同点のきっかけを作るなど、チームの世界一に大きく貢献しました。トロント・ブルージェイズでプレーしていた1989年に現役を引退しました。

引退後

引退後は俳優への転身を目指しましたが、実現には至らず、指導者の道へ進みます。ヤンキース傘下のA+級タンパ・ヤンキースとAA級ノーウィッチ・ナビゲイターズで監督を務め、その後、ヤンキースの外野守備兼一塁コーチを歴任しました。

2004年にはボルチモア・オリオールズの監督に就任しましたが、チームの成績は低迷し、2005年8月に解任されました。2006年にはヤンキースへ復帰しベンチコーチを務めましたが、1年で退任。その後は、スポーツネット・ニューヨークの解説者として活躍しています。

家族

息子のL.J.マジーリもプロ野球選手で、2013年のMLBドラフトでメッツから指名を受け入団しています。

プレースタイル

甘いマスクで人気を集めただけでなく、俊足巧打、高い出塁率を誇る選手でした。勝負強い打撃でチームに貢献できる選手でした。

年度別打撃成績

（省略）

年度別監督成績

（省略）

獲得タイトル・表彰・記録

MLBオールスターゲーム選出：1回（1979年）

背番号

12（1976年）
16（1976年 - 1982年途中、1984年途中 - 1986年途中）
24（1982年途中 - 同年終了）
11（1983年 - 1984年途中）
13（1986年途中 - 1989年、2004年 - 2005年）
54（2000年 - 2001年、2006年）
52（2002年）
* 53（2003年）

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