ルイス・トレンズ

ルイス・アルフォンソ・トレンズ・サエズのプロフィールと経歴

ルイス・アルフォンソ・トレンズ・サエズ（Luis Alfonso Torrens Sáez）は、1996年5月2日生まれのベネズエラ出身のプロ野球選手で、主に捕手として活躍しています。現在、彼はメジャーリーグベースボール（MLB）のニューヨーク・メッツに所属しています。彼のキャリアは数々のチームを渡り歩き、多くの経験と成果を重ねてきました。

経歴

プロ入りとヤンキース傘下時代

トレンズ・サエズは、2012年7月2日にアマチュア・フリーエージェントとしてニューヨーク・ヤンキースと契約を結び、プロの世界に足を踏み入れました。2013年、彼はルーキー級のガルフ・コーストリーグ・ヤンキースでプロデビューを果たし、48試合で打率.241、1本塁打、14打点を記録しました。
その後、2014年には3つのチームを渡り歩き、合計62試合に出場。打率.256、3本塁打、22打点という成績をマークしました。しかし、2015年3月に右肩の手術を受け、その年は全休を余儀なくされました。

復帰した2016年には、A-級スタテンアイランドで52試合に出場し、打率.250、2本塁打、15打点を残しました。この年には、A級チャールストンにも昇格し、彼の成長が期待されました。

パドレス時代

2016年12月、トレンズ・サエズはシンシナティ・レッズから指名された後、サンディエゴ・パドレスにトレードされ、2017年にはメジャーデビューを果たしました。デビュー戦となった4月3日のロサンゼルス・ドジャース戦では、AA級やAAA級を経ることなくメジャーリーガーとなりました。この年は56試合に出場し、打率.163、7打点という成績でした。

2018年はスプリングトレーニングでの怪我に悩まされましたが、A+級レイクエルシノア・ストームで122試合に出場し、打率.280、6本塁打、73打点という結果を残しました。2019年にはメジャーで7試合出場し、打率.214という成績でした。

マリナーズ時代

2020年8月30日にシアトル・マリナーズにトレードされたトレンズ・サエズは、9月14日のオークランド・アスレチックス戦でメジャー初本塁打を記録します。この年、彼は移籍前と合わせて26試合に出場し、打率.257、1本塁打、6打点を記録しました。2021年にはキャリアハイの108試合に出場し、打率.243、15本塁打、47打点を記録するなど、徐々に存在感を増していきました。

2022年には57試合に出場し、打率.225、3本塁打、15打点をマーク。また、10月4日のデトロイト・タイガース戦での登板により、球団史上初の野手による勝利投手となりました。2022年オフにはノンテンダーFAとなりました。

カブス、オリオールズ、ナショナルズ時代

2023年1月、シカゴ・カブスとマイナー契約を結び、開幕戦を迎えましたが、13試合で打率.250、0本塁打、3打点に終わり、DFAされました。その後、ボルチモア・オリオールズと契約もしますが、メジャー出場が無いままDFAとなり、その後ワシントン・ナショナルズと契約。AAA級ロチェスター・レッドウィングスで19試合に出場しました。

マリナーズ復帰とヤンキース傘下時代

2023年8月30日に再びシアトル・マリナーズと契約し、メジャー契約へと昇格。2024年にはニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結び、AAA級で一定の成績を残します。しかし、最終的に2024年5月31日にニューヨーク・メッツへ移籍しました。

選手としての特徴

ルイス・トレンズ・サエズは、捕手としての技術向上が求められています。2020年には両リーグで最多となる6つの捕逸を記録し、捕球の技術に改善の余地があることが浮き彫りになっているものの、打撃力には定評があります。

トレンズ・サエズの今後の活躍に期待が寄せられています。

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