ルディ・ゴベア

ルディ・ゴベア＝ブーガレルのプロフィールと経歴

ルディ・ゴベア＝ブーガレル（Rudy Gobert-Bourgarel）は、1992年6月27日生まれのフランス・サン＝カンタン出身のプロバスケットボール選手で、NBAのミネソタ・ティンバーウルブズに所属しています。ポジションはセンターであり、彼の守備力は特に高く評価されています。

経歴

初期のキャリア（LNB）

ゴベアは2010-11シーズンにフランスリーグでプロデビューしますが、そのシーズンは僅か1試合の出場にとどまります。2011-12シーズンには23試合に出場し、平均4.7得点、3.7リバウンド、1ブロックを記録。このシーズン、彼のチームはプレーオフに進出しました。2012-13シーズンにはさらに成長し、27試合で平均8.4得点、5.4リバウンド、1.5ブロックを記録しています。

ユタ・ジャズでの活躍

ゴベアは2013年のNBAドラフトでデンバー・ナゲッツから全体27位で指名され、すぐにユタ・ジャズにトレードされます。ルーキーシーズンは出場機会が限られ、45試合の出場にとどまりましたが、2014-15シーズンにはフル出場し、平均8.4得点、9.4リバウンド、2.3ブロックの成績を残します。

彼はその後、チームのスタートメンバーとして定着し、2016年には4年総額1億200万ドルの契約延長を果たします。2017年にはNBAで初となる1試合での20得点・20リバウンドを達成するなど、その存在感を高めていきます。また、2016-17シーズンには平均2.6ブロックショットを記録し、初のブロック王に選ばれました。プレーオフでも活躍し、ロサンゼルス・クリッパーズとのシリーズで重要な役割を果たしますが、膝の負傷により試合を欠場することもありました。

新型コロナウイルスと契約延長

2019-20シーズンにおいて彼は新型コロナウイルスの陽性反応を示し、この影響でNBAシーズンが中断されたことが大きなニュースとなります。翌シーズンの2020-21シーズンでは、ジャズと総額2億500万ドルの5年契約を結び、この契約はNBA史上3番目に大きいものでした。また、同シーズンにはオールスターゲームにも選出され、キャリアハイの28リバウンドを記録するなど、さらなる成長を見せました。

ミネソタ・ティンバーウルブズへの移籍

2022年7月、彼はミネソタ・ティンバーウルブズに移籍します。このトレードには多くの選手とドラフト指名権が絡んでおり、彼が新たなチームでどのように活躍するか注目されました。2023-24シーズンの4月13日にはフィールドゴール成功率100%で25得点を記録するなど、チームの重要な選手として期待されています。

フランス代表としての実績

フランス代表としても彼は輝かしい成績を収めています。2011年と2012年のU-20欧州選手権に出場し、それぞれ銅メダルと銀メダルを獲得しました。また、2014年のFIBAバスケットボール・ワールドカップでも銅メダルを手にしています。彼の国際舞台での経験は、NBAでも大いに役立っているでしょう。

ルディ・ゴベアは、今後もその卓越した守備力とリバウンド能力で多くの試合で影響を与える選手として、NBAの舞台でさらなる成長が期待されます。

もう一度検索