ルーカス・オイル・スタジアム

ルーカス・オイル・スタジアムの紹介

ルーカス・オイル・スタジアムは、アメリカのインディアナ州インディアポリスに位置する多目的の開閉式ドームスタジアムです。このスタジアムは、アメリカンフットボールを始め、サッカーやバスケットボールの試合など、さまざまなスポーツイベントに利用されています。隣接するインディアナ・コンベンションセンターとは地下通路で直接結ばれており、便利なアクセスを誇ります。

このスタジアムは2008年に完成し、その名はルーカス・オイル社によって名付けられています。当初は「インディアナ・スタジアム」という名称が検討されていましたが、同社が命名権を取得したことでこの名前に決まりました。ルーカス・オイル・スタジアムは、63,000人を収容できるため、スーパーボウルの開催にも適した大規模スタジアムです。実際に、2012年の第46回スーパーボウルはこの地で行われ、新たに歴史が刻まれました。試合ではニューヨーク・ジャイアンツがニューイングランド・ペイトリオッツを下し、ジャイアンツの4度目の優勝が決まりました。輝かしいプレーを見せたイーライ・マニング選手がMVPに選ばれました。

スタジアムでは、NFLのインディアナポリス・コルツが本拠地として活動しています。また、USLチャンピオンシップリーグに属するインディ・イレブンのホームとしても利用されており、ビッグ・テン・フットボール・チャンピオンシップ・ゲームの開催地としても知られています。さらに、AMAスーパークロスと呼ばれるモトクロス選手権も行われ、様々なスポーツがこのスタジアムで展開されています。

このスタジアムの特徴の一つは、屋根の開閉がホームチームの判断に任されている点です。NFLの試合においては、キックオフの90分前に開閉の決定が行われます。また、毎年2月にはNFLドラフト候補生が集まるスカウティングコンバインも開催され、多くの注目を集めています。

ルーカス・オイル・スタジアムの歴史は、2008年8月16日の開場日に始まります。初めての試合はハイスクール・フットボールの対戦で、ノーブルズビル高校とフィッシャーズ高校が行ったものでした。次に、NFLプレシーズンゲームとしてインディアナポリス・コルツとバッファロー・ビルズが対戦し、その後初のNFL公式戦がコルツ対シカゴ・ベアーズ戦で行われました。この試合は29-13でベアーズの勝利となりました。さらに、2008年9月13日には、初のコンサートとしてケニー・チェズニーのライブが開催され、50,528人もの観客が集まりました。

2012年には再び大きなイベントが行われ、ニューヨーク・ジャイアンツとニューイングランド・ペイトリオッツのスーパーボウルが開催され、21-17でジャイアンツが勝利を収めました。また、サッカーの国際大会も開催され、2013年にはチェルシー対インテルの試合が行われました。

最近では、2024年6月から2025年までの間に、WWEのロイヤルランブルやサマースラム、レッスルマニアが開催される計画も発表されています。このように、ルーカス・オイル・スタジアムは、スポーツイベントやコンサートを通じて、インディアナポリスの文化的な中心地として重要な役割を果たしています。

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