ルーク・コーネット

ルーク・コーネット：不屈の精神で掴んだNBAチャンピオン

ルーク・フランシス・コーネット（Luke Francis Kornet, 1995年7月15日 - ）は、アメリカ合衆国ケンタッキー州レキシントン出身のプロバスケットボール選手。NBAのボストン・セルティックスに所属し、センターのポジションでチームに貢献しています。

プロ入りまでの道のり

2017年のNBAドラフトでは指名を受けませんでしたが、ニューヨーク・ニックスの一員としてサマーリーグに参加。その努力が実り、7月3日にニックスとツーウェイ契約を結び、プロとしてのキャリアをスタートさせました。

ニューヨーク・ニックス時代

2018年2月8日のトロント・ラプターズ戦でNBAデビュー。この試合で11得点（3ポイントシュート3本）、10リバウンド、4ブロックを記録し、NBAデビュー戦で3ポイントシュート3本成功と4ブロックを同時に達成した史上初の選手となりました。同年7月6日にはニックスとの本契約を勝ち取り、2019年4月9日のシカゴ・ブルズ戦ではキャリアハイとなる6ブロックを含む12得点、13リバウンドを記録し、チームを勝利に導きました。

シカゴ・ブルズ、そしてボストン・セルティックスへ

2019年7月17日、シカゴ・ブルズと2年総額450万ドルで契約。その後、2021年3月25日に3チーム間のトレードでボストン・セルティックスへ移籍します。しかし、10月16日にセルティックスとの再契約直後に解雇されるという厳しい現実も経験しました。

苦難を乗り越えて

一度は解雇されたものの、NBAGリーグのメイン・セルティックスと契約し、再びNBAの舞台を目指します。その後、クリーブランド・キャバリアーズやミルウォーキー・バックスとの10日間契約を経て、2022年1月14日に再びメイン・セルティックスに復帰しました。

ボストン復帰、そしてNBAチャンピオンへ

2022年2月11日、ボストン・セルティックスとのシーズン終了までの契約を結び、再びセルティックスの一員としてプレーすることになりました。このシーズン、チームはNBAファイナルに進出するも、ゴールデンステート・ウォリアーズに敗れ準優勝。しかし、コーネットは着実にチームに貢献し、信頼を勝ち得ていきました。

2024年7月2日にはセルティックスとの再契約に合意。2023-24シーズンのプレーオフでは、クリスタプス・ポルジンギスの負傷離脱もあり、出場時間を大きく伸ばしました。そして、チームは再びNBAファイナルに進出し、見事優勝。コーネット自身も初のNBAチャンピオンに輝きました。

2024-25シーズン、3月30日のサンアントニオ・スパーズ戦では15得点に加え、キャリアハイとなる16リバウンドを記録するなど、更なる成長を見せています。

ルーク・コーネットの物語は、決して諦めない不屈の精神と、努力を続ければ必ず報われるということを教えてくれます。彼の今後の活躍から目が離せません。

個人成績

(NBAレギュラーシーズン、プレーオフ、カレッジの成績は省略)

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