ルートダブル -Before Crime * After Days-

ルートダブル -Before Crime After Days-とは

『ルートダブル -Before Crime After Days-』は、イエティが開発したSFサスペンスアドベンチャーゲームです。2012年にXbox 360で発売され、その後Windows、PlayStation 3、PlayStation Vita、iOS、Android、Steam、Nintendo Switchと様々なプラットフォームに展開されました。

原案・監督はinfinityシリーズの中澤工が担当。緻密な設定と重厚なストーリーが特徴で、多くのファンを魅了しています。

ゲーム概要

物語は、2030年9月16日に発生した原子力生物学研究機構第6研究所、通称「ラボ」での爆発事故を中心に展開します。2人の主人公、特別高度救助隊「SIRIUS」の隊長である笠鷺渡瀬と、高校生の天川夏彦それぞれの視点から、事故の真相に迫ります。

ストーリーの特徴

2人の主人公: 渡瀬と夏彦、異なる立場の2人の視点から物語を体験します。
シリアルタイプ: 渡瀬の視点では事故後の未来、夏彦の視点では事故前の過去が描かれます。
複雑な人間関係: 登場人物たちは共通していますが、シナリオによって印象が大きく異なります。

シナリオ構成

ゲームは複数のシナリオで構成されており、特定の条件を満たすことで新たなシナリオが解放されていきます。

√After: 渡瀬を主人公とした、事故後の救助活動を描くシナリオ。
√Before: 夏彦を主人公とした、事故前の日常を描くシナリオ。
√Current: √Afterを別の視点から体験する短編シナリオ。
√Double: 渡瀬と夏彦、2人の主人公で事件の結末を描く最終章。
エクステンドルート: 『Xtend edition』で追加されたルート。√Doubleの序盤から分岐し、異なるエンディングを迎えます。
XTEND EPISODE: 『Xtend edition』のみ収録のおまけシナリオ。本編の後日談。

システム

Senses Sympathy System

選択肢の代わりに、登場人物への共感度を入力することで物語が分岐する独自のシステム。エニアグラムで表現された9人の登場人物に対し、誰にどれだけ共感するかによって展開が変化します。

RAM System

物語終盤に発動するシステム。複数のショートシナリオから選択し、特定の条件を満たすことでストーリーが進行します。

登場人物

メインキャラクター

笠鷺 渡瀬（かささぎ わたせ）
声：新垣樽助
ルートAの主人公。記憶喪失に陥りながらも、救助活動に奔走します。
天川 夏彦（てんかわ なつひこ）
声：市来光弘
ルートBの主人公。事故に巻き込まれ、過去へと意識を飛ばされます。
橘 風見（たちばな かざみ）
声：佐藤利奈
ルートAのヒロイン。冷静沈着なレスキュー隊員。
守部 洵（もりべ じゅん）
声：友永朱音
ルートAのヒロイン。明るく、ムードメーカー的な存在。
椿山 恵那（つばきやま えな）
声：豊口めぐみ
ルートAのヒロイン。鹿鳴学園の教師。
琴乃 悠里（ことの ゆうり）
声：名塚佳織
ルートBのヒロイン。夏彦の幼馴染で、家に引きこもっています。
鳥羽 ましろ（とば ましろ）
声：今井麻美
ルートBのヒロイン。夏彦の幼馴染。
三宮・ルイーズ・優衣（さんのみや・ルイーズ・ゆい）
声：真堂圭
ルートBのヒロイン。フランスから来た天才少女。
宇喜多 佳司（うきた けいじ）
声：大川透
ラボの研究員。夏彦の隣人。

制作

原案・監督・プロデューサー: 中澤工
メインキャラクターデザイン・原画: みけおう
シナリオ: チーム月島
BGM: 佐藤拓馬

その他

ノベライズ、コミカライズも展開されています。ゲームの世界観をより深く楽しむことができます。

鹿鳴市のモデルは筑波研究学園都市。作中の様々な場所に、現実に存在する場所がモチーフとして使われています。

まとめ

『ルートダブル -Before Crime * After Days-』は、複雑なストーリーと魅力的なキャラクター、独自のシステムが融合した、やりごたえのあるアドベンチャーゲームです。SFサスペンス好きなら、ぜひプレイしてみてください。

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