ルーベン・テハダ

ルーベン・ダリオ・テハダ：パナマ出身のプロ野球選手

ルーベン・ダリオ・テハダ（Rubén Darío Tejada、1989年10月27日 - ）は、パナマのベラグアス県サンティアゴ・デ・ベラグアス出身のプロ野球選手です。内野手として、右投右打でプレーし、現在はMLBのトロント・ブルージェイズ傘下に所属しています。

プロ入りとメッツ時代

2006年にニューヨーク・メッツとアマチュア・フリーエージェントとして契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。メッツでは主にマイナーリーグで経験を積み、着実に実力をつけていきました。

2009年3月には、第2回WBCのパナマ代表に選出され、国際舞台での経験も積んでいます。

2010年には、メッツのスプリングトレーニングに招待され、実力をアピールしました。そして、4月7日のフロリダ・マーリンズ戦で、ついにメジャーデビューを果たしました。

2012年には、ホセ・レイエスの移籍に伴い、メッツの開幕レギュラーの座を獲得しました。同年オフには、第3回WBC予選のパナマ代表にも選出され、2大会連続2度目のWBC出場を果たしました。

2013年は、大腿四頭筋の故障で一時戦線を離脱。復帰後も、野球に対する姿勢が評価されず、すぐにメジャー昇格とはなりませんでした。この年は57試合の出場に留まり、打率.202、10打点、2盗塁という成績でした。

2014年には、レギュラーとして119試合に出場しましたが、打率.237、5本塁打、34打点、1盗塁という成績でした。

2015年は、116試合に出場し、自己2位となる94安打を放ち、打率.261を記録しました。チームが9年ぶりに進出したポストシーズンでは、ロサンゼルス・ドジャースとのディビジョンシリーズでポストシーズン初出場を果たしましたが、第2戦でチェイス・アトリーの危険なスライディングを受け、右足の腓骨を骨折する怪我を負ってしまいました。

2016年3月16日にメッツを自由契約となりました。

カージナルス、ジャイアンツ、オリオールズ時代

2016年3月20日にセントルイス・カージナルスと契約。控え内野手として起用され、同年5月には投手としても登板しました。しかし、23試合に出場し、打率.176と結果を残せず、5月28日にDFA、6月1日に自由契約となりました。

2016年6月13日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結び、6月29日にメジャー契約を結びましたが、7月20日にDFAとなり、AAA級へ降格。10月3日にFAとなりました。

2016年12月12日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結びましたが、メジャー昇格はなりませんでした。

2017年6月4日に金銭トレードでボルチモア・オリオールズへ移籍し、6月6日にメジャー契約を結びました。オリオールズでは41試合に出場し、打率.230、5打点の成績を残しましたが、8月18日にDFAとなり、AAA級へ降格。シーズン終了後の10月3日にFAとなりましたが、11月28日にオリオールズとマイナー契約で再契約しました。2018年はAAA級でプレーし、オフにFAとなっています。

メッツ復帰とその後

2019年3月23日に、プロ入り時の古巣であるメッツとマイナー契約を結びました。AA級、AAA級でプレーした後、8月14日にメジャー契約を結びましたが、8月22日にDFA、27日に自由契約となりました。その後、再びマイナー契約を結び、AAA級へ配属されましたが、オフにFAとなっています。

ブルージェイズ傘下時代

2020年1月20日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加しました。

プレースタイルと特徴

テハダは、内外野を守れるユーティリティプレーヤーであり、堅実な守備と器用な打撃が持ち味です。国際経験も豊富で、チームに貢献できる選手として期待されています。

代表歴

2009 WBCパナマ代表
2013 WBCパナマ代表
* 2023 WBCパナマ代表

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