レイモンド・フェルトン

レイモンド・バーナード・フェルトン・ジュニアは、1984年生まれ、アメリカ合衆国出身のバスケットボール選手です。ポジションはポイントガードで、身長185cm、体重90kg。その卓越したゲームメイク能力と得点力で、チームを勝利に導きます。

学生時代

高校時代は、[サウスカロライナ州]]のラタ高校で目覚ましい活躍を見せ、チームを2度の州チャンピオンに導きました。高校通算で2992得点を記録し、スリーポイントシュート成功数も117回を数え、州記録を樹立。その功績が認められ、マクドナルド・オール・アメリカンにも選出されました。高校卒業後は、名門[[ノースカロライナ大学]に進学。

大学1年目から先発として起用され、その才能を発揮。3年目の2004-05シーズンには、ショーン・メイ、マーヴィン・ウィリアムスらと共にチームを牽引し、NCAAトーナメントを制覇しました。この活躍により、アトランティック・コースト・カンファレンスのファーストチームにも選ばれています。

NBA時代

2005年のNBAドラフトでは、シャーロット・ボブキャッツから1巡目5位という高評価で指名を受け、NBAプレーヤーとしてのキャリアをスタートさせました。この年のドラフトでは、ノースカロライナ大学出身の選手が5人も1巡目で指名されるという快挙を達成。フェルトンもその一人として、大きな期待を背負いました。

創立間もないボブキャッツにおいて、ルーキーイヤーから多くの出場機会を与えられ、54試合に先発出場。1試合平均11.9得点、5.6アシストを記録し、オールルーキーセカンドチームに選出されるなど、そのポテンシャルの高さを示しました。

2年目の2006-07シーズンには、さらに成長を遂げ、1試合平均14.0得点、7.0アシストをマーク。その後も、平均14得点、7アシスト前後の安定した成績を残し続けましたが、チームはなかなかプレーオフに進出することができず、フェルトン自身も伸び悩む時期がありました。

2010年のオフには、FA（フリーエージェント）となり、2年1580万ドルでニューヨーク・ニックスに移籍。ニックスには、アマーレ・スタウダマイアーが加入するなど、チームの強化が進められており、フェルトンも先発ポイントガードとして大きな期待を寄せられていました。移籍後、2月までの54試合で1試合平均17.1得点、9アシストと、期待に応える活躍を見せました。しかし、2月にカーメロ・アンソニーが絡む大型トレードによって、ダニーロ・ガリナリらと共にデンバー・ナゲッツへ移籍することになります。

ナゲッツでは、ノースカロライナ大学の後輩であるタイ・ローソンが既に先発ポイントガードとして活躍していたため、出場機会が減少。ナゲッツでの21試合は、平均11.5得点、6.5アシストと成績を落としました。それでも、シーズン全体では1試合平均15.5得点、8.3アシストと、自己最高の成績を記録しました。

2011年オフには、ルディ・フェルナンデスとのトレードでポートランド・トレイルブレイザーズに移籍。さらに、2012年オフには、再びトレードでニューヨーク・ニックスに復帰しました。

2014年7月25日、ニューヨーク・ニックスからタイソン・チャンドラーと共に、サミュエル・ダレンベア、ホセ・カルデロンを含む6選手が絡む大型トレードでダラス・マーベリックスに移籍。

その後、2016-17シーズンはロサンゼルス・クリッパーズ、2017-18シーズンはオクラホマシティ・サンダーでプレーしました。

レイモンド・フェルトンは、そのキャリアを通じて、優れた得点能力とアシストでチームに貢献し、多くのファンを魅了しました。

もう一度検索