レイ・ダーラム

レイ・ダーラム（Ray Durham, 1971年11月30日 - ）は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州シャーロット出身の元プロ野球選手。主に二塁手として活躍しました。

経歴

1990年、シカゴ・ホワイトソックスからドラフト5巡目（全体132位）で指名され入団。
1995年4月26日のブルワーズ戦でメジャーデビューを果たします。同年は125試合に出場し、新人王の投票では6位に入りました。

1996年以降は7年連続で150試合以上に出場。4年連続で30盗塁を記録するなど、俊足巧打の選手として活躍しました。
1998年には、出場試合数、得点（リーグ2位）、安打数、盗塁などで自己最高の成績を記録。19本塁打は、当時の二塁手としての新球団記録となりました。同年には、自身初のオールスターゲームにも選出されています。

2002年7月25日、3A級の投手ジョン・アドキンスとのトレードでオークランド・アスレチックスへ移籍。

当時、ダーラムは足を生かして相手をかく乱するプレースタイルが評価されていましたが、ビリー・ビーンGMは、盗塁の才能ではなく、アウトにならない確実性を重視。チームからは盗塁を控えるよう指示されました。移籍前は22盗塁を記録していましたが、移籍後はわずか3盗塁に終わりました。

シーズン終了後、サンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍。3年総額2010万ドル、4年目は700万ドルの選手オプションという契約でした。

2003年は故障者リスト入りを2度経験し、出場試合数は自己ワーストの110に留まりました。翌2004年も故障に苦しみ、120試合の出場に終わっています。

2005年以降は、5番打者として、バリー・ボンズを本塁に返す役割を担うことが多くなりました。
2006年は打撃が好調で、自己ベストとなる26本塁打、93打点を記録。シーズン終了後には2年契約を結びました。

しかし、2007年は打率.218と低迷し、規定打席に達したリーグ75人の中でワーストの成績でした。出塁率も3割を下回り、本人は「恥ずかしい1年」と反省の弁を述べています。守備でも打撃の不調が影響し、精彩を欠きました。

2008年6月12日のコロラド・ロッキーズ戦で、二塁手として史上22人目となる通算2000本安打を達成。

その後、ミルウォーキー・ブルワーズへ移籍し、現役を引退しました。

記録

MLBオールスターゲーム選出：2回（1998年、2000年）

背番号

5（1995年 - 2008年）

関連項目

左右打席本塁打
ロン・キリングス - WWEに「R・トゥルース」のリングネームで所属するプロレスラー。高校時代のフットボールチームのチームメイトだった。

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