レイ・レッパン

レイ・レッパン：南アフリカが生んだ異色のプロレスラー

レイ・レッパン（Raymond John Leppan、1979年7月20日-）は、南アフリカ共和国ヨハネスブルグ出身の元プロレスラーです。WWEではアダム・ローズ（Adam Rose）として知られていました。

キャリア初期：イギリス留学と南アフリカでの活躍

レッパンは、ポール・ロイド・ジュニアと共にイギリスに5年間留学し、FWAのレスリング・アカデミーでプロレスの基礎を学びました。2006年に南アフリカへ帰国後、WWP（World Wrestling Professionals）に入団。ロイドとのタッグチーム「ピュア・ジュース」でトップに躍り出ました。ロイドの離脱後はシングルに転向し、肉体改造を経て、パワーファイターへと変貌を遂げました。

WWEでの挑戦：レオ・クルーガーからアダム・ローズへ

2010年、レッパンはWWEとディペロップメント契約を結び、FCW（Florida Championship Wrestling）にてレオ・クルーガー（Leo Kruger）としてデビュー。2011年にはFCWフロリダヘビー級王座を獲得しました。2012年、FCWとNXTの統合に伴い、NXT王座を巡るトーナメントに出場。その後、狂った密猟者ギミックで活動を開始し、カシアス・オーノとのタッグで活躍しました。

2013年からは、アダム・ローズ（Adam Rose）として、パーティー好きで豪遊するキザな男という新たなギミックで登場。ローズバズ（Rosebuds）と呼ばれる男女を引き連れて入場し、独特なキャラクターで人気を博しました。

WWE昇格とザ・バニーとの抗争

2014年、RAWに昇格。ジャック・スワガーとの抗争や、ザ・バニーとの関係など、様々なストーリーラインで活躍しました。しかし、2015年以降は出場機会が減少し、ギミックの変更やタッグチームの結成など、試行錯誤が続きました。

WWE解雇とインディー団体での活動、そして引退

2016年、レッパンはウェルネスポリシー違反と家庭内暴力の容疑で逮捕され、WWEから解雇されました。その後、リングネームをアルド・ローズ（Aldo Rose）に変更し、インディー団体で活動しましたが、2019年3月18日にプロレス引退を発表しました。

得意技

パーティー・ファール：スナップメア・ドライバー
エレモネーター：高角度スパインバスター
スライス：ランニング掌打
GC3：キーロック
クルーガー・エンド：ハングマンズ・フェイスバスター

タイトル歴

FCWフロリダヘビー級王座：2回
* WWP世界ヘビー級王座：1回

入場曲

レッパンは、キャラクターに応じて様々な入場曲を使用していました。

結び

レイ・レッパンは、その独特なキャラクターとリング内外での話題性で、プロレスファンに強烈な印象を残しました。引退後も、プロレス界への貢献は続いています。

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