レジー・ジャクソン (1990年生のバスケットボール選手)

レジー・ジャクソン：華麗なるキャリアを築き上げたNBAプレーヤー

レジナルド・ション・ジャクソン（Reginald Shon Jackson, 1990年4月16日 - ）は、アメリカ合衆国出身のプロバスケットボール選手です。イタリアのポルデノーネで生まれ、ポイントガードとシューティングガードをこなすユーティリティ性で、数々のチームを渡り歩き、その才能を発揮してきました。

生い立ちと大学時代

父親がアメリカ軍に所属していた関係で、幼少期はイタリアやイギリスなど様々な国で過ごしました。高校時代はコロラド州で過ごし、ボストン・カレッジに進学。3年生時には平均18.2得点を記録し、その才能を開花させました。そして、2011年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明し、プロの世界へと足を踏み入れます。

NBAでの活躍

オクラホマシティ・サンダー時代

2011年のNBAドラフトで、レジー・ジャクソンは1巡目全体24位でオクラホマシティ・サンダーから指名を受けました。しかし、サンダーにはラッセル・ウェストブルックという絶対的な存在がいたため、1年目は出場機会に恵まれませんでした。2012-13シーズンには、ウェストブルックの負傷というアクシデントに見舞われ、急遽スターターに抜擢。すると、ジャクソンは期待に応え、チームに貢献しました。2013-14シーズンには、ウェストブルックの欠場時にスターターとして活躍し、復帰後もシックスマンとして自己最高の13.2得点を記録。MIP（最も成長した選手）賞の候補にも名前が挙がりました。

デトロイト・ピストンズ時代

2015年2月、3チーム間のトレードでデトロイト・ピストンズへ移籍。ピストンズでは、持ち前の得点能力とアシストでチームを牽引しました。2015年3月17日のメンフィス・グリズリーズ戦では、キャリアハイとなる20アシストを含む23得点を記録し、チームを勝利に導きました。同年7月には、ピストンズと5年総額8,000万ドルの再契約を締結。2015年11月8日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦では、キャリアハイとなる40得点を記録。12月2日のフェニックス・サンズ戦では、34得点16アシストをマークし、アイザイア・トーマス以来となる快挙を達成しました。このシーズンは、自身初の週間最優秀選手に2度選出されるなど、キャリア最高のシーズンとなりましたが、2017年12月26日のインディアナ・ペイサーズ戦で右足首を負傷し、戦線離脱を余儀なくされました。

ロサンゼルス・クリッパーズ時代

2020年2月、ピストンズとの契約をバイアウトし、ロサンゼルス・クリッパーズへ移籍。クリッパーズでは、ポール・ジョージやパトリック・ベバリーらと共に、チームをフランチャイズ史上初のカンファレンス決勝進出に導きました。2021年8月には、クリッパーズと再契約。2022年2月26日のロサンゼルス・レイカーズ戦では、決勝点となるレイアップを決め、チームを勝利に導きました。

デンバー・ナゲッツ時代

2023年2月、シャーロット・ホーネッツへトレードされましたが、その後バイアウトで合意し、デンバー・ナゲッツと契約。ナゲッツでは、NBAファイナルに出場し、自身初となるNBAチャンピオンを獲得しました。2023年11月27日のロサンゼルス・クリッパーズ戦では、シーズンハイとなる35得点13アシストを記録し、チームを勝利に導きました。

その後

2024年7月にはシャーロット・ホーネッツへ放出後解雇され、フィラデルフィア・76ersとの契約を経て、ワシントン・ウィザーズへ放出後解雇。その後は所属チームなしでシーズンを終えました。

レジー・ジャクソンは、その得点能力とアシストでチームに貢献し、数々のチームで活躍してきました。NBAチャンピオンも経験し、その実力は高く評価されています。今後の活躍にも期待が集まります。

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