レジー・セウス

レジー・セウス：華麗なるNBAキャリアと指導者としての挑戦

レジー・ウェイン・セウス（Reggie Wayne Theus）は、1957年生まれのアメリカ合衆国出身の元プロバスケットボール選手であり、現在は指導者としてその手腕を発揮しています。201cmの長身を生かしたシューティングガード、ポイントガードとして活躍しました。

大学時代

セウスはネバダ大学ラスベガス校に進学し、3年間で平均12.9得点4.4アシストを記録。大学の永久欠番『24』に指定されるほどの功績を残しました。

NBA選手時代

1978年、NBAドラフト全体9位でシカゴ・ブルズに入団。1年目からアーティス・ギルモアと共にチームを牽引し、平均16.3得点でオールルーキー1stチームに選出されました。1980-81シーズンにはブルズを4年ぶりのプレーオフ進出に導き、自身も初のオールスター出場を果たします。1982-83シーズンにはリーグ9位の平均23.8得点をあげ、2度目のオールスターに選出。しかし、翌シーズンはヘッドコーチとの対立により出場時間が激減し、カンザスシティ・キングスへトレードとなりました。

ブルズ時代には、得点、アシスト、スティールなどで球団史上トップ10の記録を残しています。

キングスでは再び主力として活躍し、1987年・1988年と2年連続で平均20得点を達成。しかし、プレーオフでは2度とも1回戦で敗退。キングスでの通算2,809アシストは球団史上4位の記録です。1988年以降はアトランタ・ホークス、オーランド・マジック、ニュージャージー・ネッツを渡り歩き、1991年にNBAを去りました。その後はイタリアやギリシャのプロリーグでプレーし、1993年に現役を引退。

NBA通算成績は、1,026試合出場、19,015得点、6,453アシスト、1,206スティール（平均18.5得点、6.3アシスト、1.2スティール）。通算6,453アシストは、NBA史上31位の記録となっています。

コーチ時代

2005年、ニューメキシコ州立大学のヘッドコーチに就任。2年目にはNCAAトーナメント進出を果たしました。2007年には古巣サクラメント・キングスのヘッドコーチに抜擢されますが、チームをプレーオフに導くことはできず、2008-09シーズン途中で解任。その後、ミネソタ・ティンバーウルブズのアシスタントコーチ、Dリーグのロサンゼルス・ディフェンダーズ、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校でヘッドコーチを歴任し、2021年からはベスーン・クックマン大学のヘッドコーチを務めています。

レジー・セウスは、選手としてだけでなく、指導者としてもバスケットボール界に貢献し続けています。彼の情熱と経験は、次世代の選手たちに受け継がれていくことでしょう。

NBAコーチ戦績

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