レッツゴー!若大将

映画『レッツゴー!若大将』の詳細

『レッツゴー!若大将』は、加山雄三が主演した日本映画で、若大将シリーズの第9作目に当たります。この作品は、香港やマカオ、さらには京都など多様なロケーションで撮影され、特にシリーズに欠かせない宝田明が特別出演しています。東宝が製作したこの映画は、歴代でも多くの観客を動員し、約380万人という記録を打ち立てました。

ストーリー概要

物語は全日本大学サッカー選手権の決勝戦から始まります。京南大学と西北大学が対戦し、試合は後半ロスタイムに西北大学が決勝点を獲得し、京南大学は準優勝の結果となります。この試合後、石山新次郎は自らのミスから周囲との口論に巻き込まれますが、若大将こと田沼雄一は自宅で新曲の制作に没頭していました。しかし、喧嘩が発生したと知らせを受け、雄一は仲裁に向かいます。

その後、全日本選抜メンバーが発表され、京南大学から雄一が選ばれることになりますが、彼の所属する田能久は業績が好調なため新たに日比谷に支店をオープンします。雄一は名ばかりの支店長となり、記念品を選ぶため宝石店を訪れた際、再び閃子と出会います。彼女との関係が深まる一方で、彼の周囲では恋愛のトラブルが続出します。

香港に進出した雄一は、スポンサーの娘である美芳と出会い、彼女の案内で観光を楽しむことになりますが、偶然にも澄子とも出会います。そして、石山はカジノでトラブルに巻き込まれ、金を失う事態に陥ります。彼は雄一に助けを求めますが、事態はさらに複雑化します。

帰国後、澄子からはお金持ちの美芳とデートするよう責め立てられ、雄一は美芳との関係を選ぶべきか悩むことに。やがて、試合当日、澄子の声援を受けて雄一は元気を取り戻し、見事に逆転勝利を収めます。

ロケ地・スタッフ・キャスト

本作は、国道246号や赤坂プリンスホテル旧館など、様々なロケ地で撮影されています。製作には藤本真澄が関わり、岩内克己が監督を務めました。主要キャストには加山雄三や星由里子、田中邦衛などが名を連ねます。また、挿入歌も本作の重要な要素であり、若大将が作った新曲やデート中の楽曲などが印象的です。

映画の魅力

『レッツゴー!若大将』は、恋愛や友情、サッカーをテーマにした娯楽映画で、観る者を楽しませる要素に富んでいます。軽快な音楽とともに織りなされるストーリー展開は、多くの視聴者に愛される理由の一つでしょう。さらに、若大将シリーズのファンにとって、シリーズ初の海外ロケや華やかな舞台も見どころです。

シリーズ全体を通じて、若大将の成長や人間関係の描写が深く、視覚的にも楽しませてくれる作品です。

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