ロス・オーレンドルフ

カーティス・ロス・オーレンドルフ：異色の経歴を持つ元プロ野球投手

カーティス・ロス・オーレンドルフ（Curtis Ross Ohlendorf, 1982年8月8日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州オースティン出身の元プロ野球選手。右投右打の投手として、MLB（メジャーリーグベースボール）とNPB（日本プロ野球）で活躍しました。

プロ入りとMLBでのキャリア

2004年のMLBドラフトでアリゾナ・ダイヤモンドバックスから4巡目指名を受けプロ入り。2007年にはニューヨーク・ヤンキースへ移籍し、メジャーデビューを果たしました。その後、ピッツバーグ・パイレーツ、サンディエゴ・パドレス、ワシントン・ナショナルズ、テキサス・レンジャーズ、シンシナティ・レッズと渡り歩き、先発・リリーフとして様々な役割を担いました。

パイレーツ在籍時の2009年には、自己最多の11勝を挙げる活躍を見せました。また、セントルイス・カージナルス戦では、MLB史上40人目となる「三者連続三球三振」を達成しています。

東京ヤクルトスワローズでの挑戦

2016年12月、東京ヤクルトスワローズと契約し、日本球界へ移籍。2017年シーズンに4試合に先発登板しましたが、結果を残せず、同年9月に自由契約となりました。

投球スタイル

オーレンドルフは、長身を生かした角度のある直球が持ち味でした。フォーシーム、ツーシーム、2種類のスライダー、チェンジアップなど多彩な球種を操り、打者を打ち取っていました。MLB通算では、フライボールピッチャーの傾向が見られました。

人物

プリンストン大学で経済学を専攻した異色の経歴を持ち、クラスメートの多くが金融業界に進む中、プロ野球選手という道を選びました。実家は広大な牧場を経営しており、野球以外にも多様な才能を持つ人物でした。来日時には寿司を気に入り、日本の食文化にも親しんでいました。

詳細情報

年度別投手成績：2007年から2017年までのMLB、NPBでの成績は、各球団の公式サイトや野球関連サイトで確認できます。
記録：NPBでの初登板は2017年4月2日、対横浜DeNAベイスターズ戦。
* 背番号：MLB、NPBを通じて、様々な背番号を着用しました。

オーレンドルフは、その知性と才能を生かし、野球界だけでなく、様々な分野で活躍できる可能性を秘めた人物でした。

もう一度検索