ロックスター・アドバンスド・ゲーム・エンジン

ロックスター・アドバンスド・ゲーム・エンジン（Rockstar Advanced Game Engine、略称：RAGE）は、ロックスター・ゲームス傘下のロックスター・サンディエゴ内のRAGEテクノロジーグループとロックスター・ノースが共同で開発したゲームエンジンです。このエンジンは、PC、PlayStation 3、Xbox 360などの多様なプラットフォームでのゲーム開発を効率化するための基盤として設計されました。

概要

RAGEは、ロックスター・ゲームスが自社の主要タイトルを開発するための強力なツールとして位置づけられています。特に『グランド・セフト・オートV』などの大規模なゲーム開発において、その性能が最大限に活用されています。

それ以前、ロックスター・ゲームスはCriterion GamesのRenderWareエンジンを利用してPlayStation 2、Xbox、PC向けに多くのゲームを開発していました。しかし、Criterion Gamesがエレクトロニック・アーツの傘下となったことが転機となり、自社独自のゲームエンジン開発の必要性が高まりました。この決定がRAGEの開発とRAGEテクノロジーグループの設立につながりました。これにより、ロックスター・ゲームスはゲーム開発における技術的な独立性を確保することができました。

RAGEが使用されている主なゲーム

RAGEエンジンは、ロックスター・ゲームスがリリースした様々なタイトルに採用されています。以下はその主なゲームのリストです。

テーブルテニス
グランド・セフト・オートシリーズ
グランド・セフト・オートIV
グランド・セフト・オート・エピソード・フロム・リバティーシティ
グランド・セフト・オートV
グランド・セフト・オート オンライン
湾岸 Midnight Clubシリーズ
ミッドナイトクラブ:ロサンゼルス
レッド・デッドシリーズ
レッド・デッド・リデンプション
レッド・デッド・リデンプション・アンデッド・ナイトメア
レッド・デッド・リデンプション2
レッド・デッド・オンライン
マックスペインシリーズ
マックスペイン3
エージェント（全世界未発売タイトル）

これらのゲームからわかるように、RAGEエンジンはオープンワールドゲームからアクションゲームまで、幅広いジャンルのゲーム開発に対応できる柔軟性を持っています。また、高度なグラフィック表現や物理演算を可能にし、ゲーム体験の質を向上させています。

RAGEエンジンの開発は、ロックスター・ゲームスがより自由で革新的なゲームを創造するための重要な一歩であり、今後も同社のゲーム開発を支える基盤となるでしょう。

脚注

* RAGE（英語） - MobyGames

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