ロビン・オルセン

ロビン・オルセン（Robin Olsen）は、1990年1月8日生まれ、スウェーデン・マルメ出身のプロサッカー選手です。主にゴールキーパーとして、アストン・ヴィラFCとスウェーデン代表で活躍しています。

クラブ経歴

オルセンは、地元のマルメFFのアカデミーで育成されましたが、トップチームへの昇格は叶わず、2部リーグのクラブでプロとしてのキャリアをスタートさせました。

2011年、マルメFFに再加入。2012年10月には、シリアンスカFC戦でアルスヴェンスカン（スウェーデン1部リーグ）に初出場を果たしました。2014年からはレギュラーとして定着し、チームのリーグ優勝に大きく貢献。その活躍が認められ、自身もリーグ最優秀ゴールキーパーに選出されました。

2015年7月、ギリシャのPAOKテッサロニキと4年契約を締結。移籍金は65万ユーロと報じられました。

2016年1月には、デンマークのFCコペンハーゲンに半年のレンタル移籍。同年5月には、60万ユーロで完全移籍を果たしました。

2018年7月24日、イングランドのリヴァプールFCに移籍したアリソン・ベッカーの後釜として、イタリアのASローマに移籍。移籍金は850万ユーロ、契約期間は5年間でした。加入当初はポジションを確保しましたが、完全に定着するには至らず、終盤はアントニオ・ミランテにポジションを譲る形となりました。

2019年8月30日、カリアリ・カルチョに期限付き移籍。アレッシオ・クラーニョやラファエウとのポジション争いを経て、17試合に出場しました。

2020年10月5日、エヴァートンFCにレンタル移籍。しかし、ジョーダン・ピックフォードの壁は厚く、出場機会は限られ、7試合の出場にとどまりました。

2021年8月31日、アーロン・ラムズデールが退団したシェフィールド・ユナイテッドFCにレンタル移籍。

2022年1月18日、シェフィールド・ユナイテッドFCへのレンタルを終了し、ASローマからアストン・ヴィラFCへシーズン終了までのレンタルで加入。2022年5月22日、プレミアリーグ最終節で移籍後初出場を飾り、好プレーを見せました。しかし、試合後には一部のサポーターから暴行を受けるという事件が発生。オルセンは自身のインスタグラムで声明を発表し、この事件に対する毅然とした態度を示しました。

2022年5月4日、アストン・ヴィラFCへ完全移籍。

代表経歴

オルセンは、両親がデンマーク人であるため、デンマーク代表とスウェーデン代表のどちらかを選択する権利を持っていました。当初はデンマーク代表を志望していましたが、2014年にスウェーデン代表からの招集に応じました。2015年1月15日のコートジボワール戦でスウェーデン代表デビューを果たし、2018 FIFAワールドカップロシア大会欧州予選プレーオフでは本大会出場に貢献しました。

これまでに、国際Aマッチ71試合に出場しています（2015年-）。

タイトル

マルメFF

アルスヴェンスカン：2013, 2014
スウェーデン・スーパーカップ：2013

FCコペンハーゲン

デンマーク・スーペルリーガ：2015-16
デンマーク・カップ：2015-16

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