ロベルト・オスナ

ロベルト・オスナ・キンテーロの経歴

ロベルト・オスナ・キンテーロ（Roberto Osuna Quintero）は、1995年2月7日にメキシコ・シナロア州フアン・ホセ・リオスで生まれたプロ野球選手で、ポジションは投手です。彼は福岡ソフトバンクホークスに所属し、2024年の推定年俸は10億円とされ、NPB史上最高の年俸です。オスナの叔父、アントニオ・オスナもまた、メジャーリーグでプレーした経験を持ちます。

プロ入り前

オスナは2007年、12歳の時にメキシコ代表チームの一員として第25回少年軟式野球世界大会で優勝しました。この成功が彼の野球人生のスタートを切ることになりました。

プロ入りとメキシカンリーグ時代

2011年、オスナはリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルのメキシコシティ・レッドデビルズでプロとしてのキャリアを始めました。この年は彼にとってプロ野球選手としての第一歩でした。

ブルージェイズ時代

2011年8月、オスナはトロント・ブルージェイズと契約を結びました。2012年にマイナーリーグでデビューし、その後順調に出場機会を得ました。2013年には、MLB公式サイトのプロスペクトランキングで90位にランクイン。しかし、同年にトミー・ジョン手術を受け、この後はリハビリに専念することになりました。2015年にはメジャーデビューを果たし、20セーブを挙げるなど、抑え投手としての地位を確立しました。

アストロズでの活躍

2018年にヒューストン・アストロズにトレードされ、引き続き抑えを任されました。この年の成績は素晴らしく、38試合に登板し、最多セーブ投手としての実績を挙げました。2019年も38セーブを記録し、自身初の最多セーブ投手となりましたが、2020年は肘の故障に悩まされ、出場機会を制限されました。

メキシカンリーグ復帰

2021年、オスナはメキシカンリーグに復帰し、レッドデビルズで素晴らしい成績を収めました。2022年には千葉ロッテマリーンズに加入し、NPBでのキャリアが始まりました。日本での初シーズンでは安定したピッチングを見せました。

ソフトバンクへ移籍

2022年12月、福岡ソフトバンクホークスとの契約が発表されます。この時、年俸は6億5000万円とされ、チームの勝利に貢献する意気込みを示しました。2023年は自身初のNPB開幕を迎え、その後も抑え投手として好成績を維持しました。

投球スタイル

オスナの投球スタイルはオーバースローで、最速99.4mph（約160km/h）のフォーシームを主体にしています。そのほかスライダーやチェンジアップ、ツーシームなど多彩な球種を駆使します。彼はフライボールピッチャーとして知られ、試合を締める際に「オスナマタタ」と称されることもあります。

人物

彼の愛称には「リトル・キャノン」や「ノー・パニック」があります。また、自身のSNSではラーメンを食べる姿を度々投稿し、ファンから「#オスナに食べてほしいラーメンの写真を上げるタグ」が作成されるほどの人気を博しました。

総括

ロベルト・オスナは、多くの成功と挑戦を経てプロの世界で輝きを放っている選手です。彼の今後の活躍には多くの期待が寄せられています。

もう一度検索