ロマナ・パニッチ

ロマナ・パニッチ（芸名：ロマナ）は、1975年4月9日にボスニア・ヘルツェゴビナのバニャ・ルカで生まれたセルビア人歌手です。彼女の音楽キャリアは、12歳の時にヤイツェで開催された9月音楽祭への出場から始まりました。この頃から、ロマナは歌手としての道を歩み始めます。

初期の代表曲の一つである「Žena」を発表した後、ロマナは1999年にセルビアへ移住しました。セルビアでは、著名な音楽プロデューサーであるジェリコ・ヨクシモヴィッチのプロデュースを受け、アルバム『Lažem』をリリースしました。このアルバムは、彼女の音楽キャリアにおいて重要な転換期となり、セルビアの音楽シーンでの足掛かりを築きました。

2001年には、2枚目のアルバム『Venera』をリリースし、その音楽的才能をさらに開花させました。そして2004年、ロマナはスンチャネ・スカレ音楽祭において、「Nikad i zauvijek」を歌い見事優勝を果たしました。この成功を受けて、3枚目のアルバム『Ne!』が発売され、彼女の歌手としての人気と評価は一層高まりました。

2006年には、楽曲「Kap po kap」でユーロビジョン・ソング・コンテストのセルビア・モンテネグロ代表選考に参加しました。セルビア予選であるベオヴィジヤでは8位に入賞し、代表選考の決勝であるエヴロペスマに進出しました。ユーロビジョンへの出場は逃したものの、この経験は彼女の国際的な舞台への挑戦を後押ししました。

ロマナ・パニッチは、その才能と努力によって、ボスニア・ヘルツェゴビナからセルビアへと活動の拠点を移し、数々の音楽祭での受賞やアルバムのリリースを通じて、セルビアを代表する歌手としての地位を確立しました。

もう一度検索