ロマンチック街道313

ロマンチック街道313（ろまんちっくかいどうさんいちさん）は、広島県福山市の鞆町から始まり、岡山県を抜けて鳥取県の東伯郡北栄町に至る美しい道路です。この愛称は、一般国道313号全線と福山市の名勝地「鞆の浦」へ向かう広島県道22号の路線を含んでいます。

名前の由来

この道の名称は、福山市にある金属鋳造メーカー「キングパーツ」の社長であり、地元の備後弁研究家の高橋孝一によって付けられました。高橋社長は、ドイツのバイエルン州にあるロマンチック街道に匹敵する魅力がこの地域にはあると感じたことから、その名を冠しました。また、彼は地元の歴史や文化を見直し、若者による取り組みを促す活動を行ってきました。これにより、沿線の観光振興に向けた地域の連携が強化されており、多くの青年会議所が協力し合っています。

観光振興の取り組み

ロマンチック街道313では、観光振興のためのイベントが豊富に開催されています。特設の標識が設置され、夏には沿線の青年会議所が主催するツーリングイベントが行われます。地域の自治体や団体が協力し、様々なイベントの広報活動が展開されています。これにより、訪れる人々にとっても魅力的な観光地となることを目指しています。

路線の概要と特徴

この道の全長は約171.5キロメートルで、広島県の福山市鞆町に起点を置き、鳥取県の東伯郡北栄町が終点となっています。主要な経由地は岡山県の井原市、高梁市、真庭市、そして鳥取県の倉吉市です。これらの地域には、観光名所や文化財が点在しており、訪れる人々を魅了しています。

近隣の観光名所

- 広島県 には、鞆の浦（国名勝）、福山城（国史跡）、明王院（国宝）などの名所があります。
- 岡山県でも、華鴒大塚美術館や嫁いらず観音院、井原市立田中美術館といった文化施設が目を引きます。
- 鳥取県には、大山隠岐国立公園や三朝温泉（世界一のラジウム温泉）など、多くの観光地があります。特に、三徳山投入堂は国宝としても知られています。

結論

ロマンチック街道313は、地域の歴史や文化を大切にしながら観光振興に力を入れている道路です。訪れる人々は、自然美や歴史的な名所を楽しむことができるでしょう。地元住民や多くの団体の協力により、この道がより魅力的な観光地として発展していくことが期待されています。

もう一度検索