ローソン・スリーエフ

ローソン・スリーエフの概要

ローソン・スリーエフは、日本国内に展開するコンビニエンスストアチェーンであり、株式会社エル・ティーエフ（L・TF Co., Ltd）によって運営されています。この会社は、ローソンとスリーエフの合弁によって2016年に設立され、両社の強みを活かす形で業務を展開しています。

設立の経緯

2015年9月、ローソンがスリーエフの株式の5%を取得し、両社の提携が始まりました。この提携は、最初に業務提携契約が結ばれ、詳細な協力体制が整えられていきました。しかし、12月30日には本契約の締結が延期されるという事態が発生しました。理由は、契約手続きに予想以上の時間がかかったためです。

その後、2016年4月13日に資本業務提携契約が正式に締結され、ローソンはスリーエフの発行済み株式の最大5%を取得しました。5月27日には、ローソンがスリーエフの店舗12店を譲り受けることが発表され、これらの店舗は7月から順次ローソンへと屋号が変更されていきました。さらに、スリーエフが運営する千葉県と埼玉県の87店舗も、9月から「ローソン・スリーエフ」というダブルブランドへの転換が行われています。

9月7日には、スリーエフから分社化された合弁会社が設立され、この新会社のもとで約540店舗のスリーエフのうち、約90店舗が「ローソン・スリーエフ」として新たにスタートを切りました。店名の変更と合わせて、ローソンがこれらの店舗の資産や権利・義務の一部を引き継ぐ形となりました。

サービスの違い

ローソン・スリーエフ店舗は、基盤がローソンの店舗構造に基づいているため、従来のスリーエフ店舗とは一部サービス内容が異なっている点が特徴です。特に、2018年1月頃のサービスの移行期間中には、スリーエフ限定で販売されていた商品も一部継続して取り扱われています。

たとえば、スリーエフ特有のオリジナル商品である「もちぽにょ」や「おかず亭やきとり」、「チキン山賊焼き」、および特定の弁当類は、ローソン・スリーエフ店舗でも提供されています。これにより、従来のローソン店舗との違いが際立ち、顧客にとっての選択肢が広がることとなります。また、スリーエフ発行の株主優待券も引き続き利用可能であり、顧客への配慮がなされています。

今後の展望

今後もローソン・スリーエフは、両社のブランド力を活用しつつ、顧客ニーズに応じた商品やサービスの提供を進めていくことでしょう。さらに拡大するコンビニエンスストア市場において、他のブランドとの競争へも積極的に対応していく姿勢が見受けられます。このような取り組みにより、ブランドの強化だけでなく、顧客の購買体験の向上にも寄与していくと予想されます。

もう一度検索