ワイドワイドフジ

ワイドワイドフジ

『ワイドワイドフジ』は、1982年4月1日から1985年3月29日までフジテレビで放送された平日午前のワイドショー・情報番組です。

概要

当時のフジテレビ会長、鹿内信隆氏が進めていた改革の一環として、それまでドラマの再放送や通販番組が放送されていた午前10時・11時台に、新たなワイドショー番組として誕生しました。司会には、『小川宏ショー』の2代目パートナーを務めた陣内誠アナウンサーが起用されました。

番組内容

番組は2部構成で、生活情報コーナーを充実させていました。10時台は関東ローカルとして、関東近郊の街の話題や生活に関する情報を提供。11時台は、前番組『リビング11』に続き、テレビ静岡への配慮から、リビングマガジン（現在のESSE）とのタイアップによる料理コーナーや、フジサンケイリビングサービス（現ディノス）による通販コーナーが設けられました。その後、テレビ新広島をはじめとする系列局も11時台のネットに参加しました。

祝日には番組全編を通して中継を行うこともあり、テレビ静岡も全編ネットする回もありました。

出演者

司会
陣内誠（当時フジテレビアナウンサー）
橋凡子（橋幸夫夫人、月〜水曜→1984年4月から月・火曜担当）
藤尾友子（木・金曜→1984年4月から水〜金曜担当）
ニュースコーナー（報道センター）
露木茂（当時フジテレビアナウンサー） - 『FNNニュースレポート11:30』と兼務。
通販コーナー
中野安子
夕食ばんざい
大山のぶ代（開始〜1984年3月まで）
大和田獏（1984年4月〜）

スタッフ

制作協力：日本テレワーク

放送時間

月曜 - 金曜 10:00 - 11:25 （JST、1982年4月1日 - 1985年3月29日）

番組の変更

1984年9月14日 - 長野県西部地震発生のため、全編報道センターからの放送となりました。

ネット局

フジテレビ
テレビ静岡 - 11時台のみネット。『奥さまリビング・ワイドワイドフジ』と改題。
山陰中央テレビ
岡山放送 - 『奥さまリビング』として放送。
テレビ新広島 - 11時台をネット。『奥さまリビング・夕食バンザイ／ワイドワイドフジ』と改題。TSSリビングサービス（現：広島ディノス）が発足。
愛媛放送（現・テレビ愛媛）
テレビ長崎
テレビ熊本

エピソード

最終回3日前の1985年3月26日放送の通販コーナーで、フジサンケイリビングサービス主催の『ヨーロッパ一流ブランドビッグフェア』の電話リクエストを行った際、電話が殺到し回線がパンク。四谷や新宿、市ヶ谷地区の電話が不通になる事態が発生し、四谷電話局に被害を及ぼしました。同様の電話不通事件は前座番組『おはよう!ナイスデイ』でも発生しており、フジテレビは『笑っていいとも!・第一家庭電器いたずら電話事件』以来となる苦情を受けることとなりました。

関連項目

FNNモーニングワイド ニュース&スポーツ - 同時期にスタートした朝の情報番組。
おはよう!ナイスデイ - 同時期にスタートした前座番組。
* FNNニュースレポート11:30 - 同時期にスタートした後座番組。

もう一度検索