ワット・プラシーマハタート駅

ワット・プラシーマハタート駅の概要

ワット・プラシーマハタート駅（タイ語: สถานีวัดพระศรีมหาธาตุ）は、タイの首都バンコクに位置する重要な交通ハブです。この駅は、バンコク・スカイトレインのスクムウィット線とノーザン・バンコク・モノレールのピンクラインが交差する地点にあり、駅番号はスクムウィット線が「N17」、ピンクラインが「PK16」となっています。

駅の運行と乗り換え

両路線はBTSグループによって運営されており、上下分離方式を採用しています。さらに、乗り換えが可能ですが、場合によっては一度改札を出る必要があります。その詳細については後述します。

スクムウィット線

スクムウィット線は、BTSの3期区間として2020年に開業しました。それまでの部分はバンコク都によって管理され、BTSCが運営しています。この路線におけるワット・プラシーマハタート駅は、パホンヨーティン通り、チェーンワッタナ通り、ラームイントラ通りが交差するロータリー上に位置しています。そのため、駅の構造は高架になっており、U2階がコンコースおよび改札階、U3階がホーム階となっています。

U2階は南北に分かれており、立体交差道路と干渉する形状をしています。この駅は、島式のホームを持ち、1面2線の構造で、可動式ホーム柵が導入されています。

ピンクライン

一方、ノーザン・バンコク・モノレールのピンクラインは、国有企業であるタイ大量高速輸送公社が管理し、BTSの子会社が運営しています。こちらの駅構造は、ラームイントラ通りが上下線の間に位置しており、ホーム間隔が広い設計となっています。プラットフォームは相対式の2面2線構造であり、こちらも可動式ホーム柵が完備されています。

歴史

ワット・プラシーマハタタ駅は、2020年の6月5日にスクムウィット線の延伸として開業しました。その後、2023年11月21日にはピンクラインの公開試運転が開始され、2024年の1月7日には営業がスタートしました。

乗り換えの注意点

両路線はいずれも同じグループによって運営されていますが、乗り換えの際には割引や通算運賃の制度がないため、各路線の運賃を合算する必要があります。また、ラビットカードを使用している場合、改札を出ることなく乗り換えが可能ですが、割引は適用されません。タッチ決済ができるクレジットカードはピンクラインでは利用可能ですが、スクムウィット線では利用できないため、ピンクラインからの乗り換え時には改札を出る必要があります。BTSの一日乗車券もピンクラインの利用には適していないため、一度改札を出る必要があります。

駅の周辺

ワット・プラシーマハタート駅周辺には、公共施設や教育機関が多く立ち並んでいます。著名な施設としては、首都圏配電公社やバンコク公立図書館、保健省の疾病管理局があります。また、バーンケーン警察署や消防署、プラナコーンラジャバート大学、クリーク大学も近隣に位置しています。さらに、利便性の高いロータス ラクシー店などもあり、地元住民や観光客にとって利用しやすいエリアとなっています。

隣接駅

ワット・プラシーマハタート駅の隣には、以下の駅があります。

• - スクムウィット線: パホンヨーティン59駅 (N18) とグロム・タハーンラープティ11駅 (N16)
• - ピンクライン: ラチャパットプラナコーン駅 (PK15) およびラームイントラ3駅 (PK17)

このように、ワット・プラシーマハタート駅はバンコクの交通ネットワークにおいて重要な役割を果たしています。

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