ワンダブルSUNでぃ

『ワンダブルSUNでぃ』は、米米CLUBが1995年4月21日に発表した20枚目のシングルです。ソニーレコードから発売され、前作から約5ヶ月ぶりのリリースとなりました。このシングルは、1曲のみが収録され、価格は税別500円という設定でした。

この楽曲は、アサヒビールの「ダブル酵母」のCMソングとして制作されました。タイトルにある「ワンダブル」は、アサヒビール側が提案したキャッチフレーズで、「ワンダフル」と商品名に含まれる「ダブル」を組み合わせた造語です。このユニークなタイトルが、楽曲の印象を強くしています。

『ワンダブルSUNでぃ』は、米米CLUBのアルバム『SORRY MUSIC ENTERTAINMENT』に収録されたように、彼らのユーモラスな一面を表現した「ソーリー系」の楽曲として位置づけられます。アルバムのブックレットには、この曲が「完パケまで約2時間で終了したスピード仕上げ」であったというエピソードが記されており、その制作の速さが際立っています。

この楽曲は、1995年に脱退したメンバー、ギターのジョプリン得能（得能律郎）とRYO-J（坂口良治）が、米米CLUBのオリジナルメンバーとして最後に制作に関わった楽曲でもあります。彼らの脱退前に制作されたこの曲は、ファンにとって特別な意味を持つ楽曲の一つです。

1997年3月に行われた「THE LAST SYMPOSIUM」では、この曲が「ワンダブル解散でぃ」と改題され、歌詞も一部変更されて披露されました。このライブでのパフォーマンスは、ファンにとって忘れられないものとなっています。

収録曲:

1. ワンダブルSUNでぃ
作詞・作曲・編曲： 米米CLUB

収録アルバム:

SORRY MUSIC ENTERTAINMENT (#1)
* HARVEST SINGLES 1992-1997 (#1)

このように、『ワンダブルSUNでぃ』は、米米CLUBのユニークな音楽性と、メンバーの歴史が詰まった、特別な一曲として記憶されています。

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