ヴィニシウス・マガリャエス (1984年生)

ヴィニシウス・マガリャエス

ヴィニシウス・マガリャエス（Vinicius Magalhães）は、1984年7月2日にブラジルリオデジャネイロで誕生した男性の総合格闘家であり、ブラジリアン柔術家でもあります。彼はエクストリーム・クートゥアに所属し、特にライトヘビー級での強さを示した選手です。元Titan FCとM-1 Globalのライトヘビー級王者として、その実力を証明しています。名前の表記には「ヴィニー・マガリャエス」というバリエーションもあります。

来歴

ヴィニシウスは1998年にブラジリアン柔術を始めました。彼は2000年から世界柔術選手権に挑戦し、2005年には茶帯カテゴリーでスペルペサード級（-97kg）および無差別級での2階級制覇を成し遂げるなど、柔術の界でもその名を知られるようになりました。2007年には黒帯を取得後、ペサディシモ級（+97kg）で3位に入賞し、その実力を裏付けました。また、グラップリングでも高い成果を上げ、2006年にはプロ大会L.A. SUB-XでTUF 8のコーチとして知られるロバート・ドリスデールに勝利を収めています。さらに、後にUFC王者となるクリス・ワイドマンにも勝つという快挙を達成しているのです。

2004年からは総合格闘技を学ぶためにカリフォルニアのシーザー・グレイシー柔術アカデミーに移り、以降そのキャリアを本格的にスタートさせました。2006年11月にはプロデビューを果たし、その後のキャリアで5戦を戦っています。

The Ultimate Fighter

2008年にはUFCのリアリティ番組「The Ultimate Fighter」シーズン8に参加しました。彼はエリミネイションバウトでラシャド・エヴァンスの弟、ランス・エヴァンスに勝利し、フランク・ミアからライトヘビー級での3位に指名されました。その後も、ジュールス・ブルーチェスやクシシュトフ・ソシンスキーに対して一本勝ちを収め、決勝に進出します。しかし、12月13日に行われた決勝戦ではライアン・ベイダーにTKO負けを喫し、準優勝という結果になりました。

UFCでの経歴

UFC 97が彼の才能を試す舞台となり、2009年4月18日にエリオット・マーシャルと対戦しました。この試合では0-3の判定負けを喫し、これがUFCからのリリースにつながる結果となりました。彼は2013年に再びUFCに戻ってきますが、同年4月27日にはUFC 159でライトヘビー級ランキング8位のフィル・デイヴィスに判定負けを喫し、さらに同年8月3日に行われたUFC 163ではアンソニー・ペロシュにKO負けを喫しました。これにより再びUFCからリリースされる事態となりました。

WSOFでの挑戦

2016年10月7日には、WSOF 33の世界ライトヘビー級タイトルマッチでデヴィッド・ブランチに対戦しましたが、0-3の判定負けを喫し、王座獲得は叶いませんでした。

戦績と獲得タイトル

彼の戦績には、プロ総合格闘技およびアマチュア総合格闘技での試合、さらに柔術の大会での数々の成功があります。特に、世界柔術選手権において茶帯や黒帯の部門での優勝など、名誉あるタイトルを獲得しています。彼が手にしたタイトルには、茶帯スペルペサード級優勝（2005年）、茶帯アブソルート級優勝（2005年）、黒帯ペサディシモ級3位（2007年）などがあります。そして、2011年には第2代M-1 Globalライトヘビー級王座、2014年には初代Titan FCライトヘビー級王座を手にしました。

彼の活躍は、男子総合格闘家の中でも明らかに際立ったものとして語り継がれています。

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