一ノ堰六地蔵尊駅
一ノ堰六地蔵尊駅は、
福島県会津若松市門田町に位置していた
会津鉄道会津線の
臨時駅です。地域活性化を目的として、一ノ堰六地蔵尊で開催される盆踊りまつりの期間中のみ営業を行っていました。
概要
駅は、お祭りの集客を促進し、地域を盛り上げるために、
2009年8月23日と24日の2日間、「六地蔵尊駅」として初めて開設されました。この際には、1日に4往復の列車が停車しました。その後、一時的に廃止されましたが、
2010年に「一ノ堰六地蔵尊駅」と名称を改めて再開。この年は、各日7往復の列車が停車しました。
2013年まで毎年開設されていましたが、
2014年は予算不足のため開設が見送られ、それ以降、再開されていません。しかし、
2017年7月に発売された「
会津鉄道開業30周年記念 全駅記念入場券」には、会津線の全21駅の入場券に加えて、この駅の
レプリカ入場券が同梱され、話題となりました。
歴史
2009年(平成21年)
8月23日:六地蔵尊駅として開設
8月24日:営業終了
8月25日:廃止
2010年(平成22年)
8月23日:一ノ堰六地蔵尊駅として再開設
8月24日:営業終了
2011年(平成23年)
8月23日:営業開始
8月24日:営業終了
2012年(平成24年)
8月23日:営業開始
8月24日:営業終了
2013年(平成25年)
8月23日:営業開始
8月24日:営業終了。以降、開設実績はありません。
駅構造
一ノ堰六地蔵尊駅は
無人駅で、単式ホーム1面1線を有する
地上駅でした。ホームは
鉄パイプと板でできた仮設構造で、駅の設備は営業期間中のみ設置され、終了後には撤去されていました。初年度の設置費用には、県の補助金が充当されました。
駅周辺
一ノ堰六地蔵尊(会津二十一地蔵尊 2番札所)
隣の駅
会津鉄道
会津線
南若松駅 - (臨)一ノ堰六地蔵尊駅 - 門田駅
関連項目
日本の鉄道駅一覧
津島ノ宮駅 - 年間営業日が同じ2日間の駅。こちらは通年設置の臨時駅扱い。
京橋停留場 - 同じく年間営業日が同じ2日間の停留場(電停)。
一ノ堰六地蔵尊駅は、短い期間ではありましたが、地域住民に親しまれ、
会津鉄道の歴史に名を刻む駅でした。