一山駅

一山駅の概要

一山駅（イルサンえき）は、韓国の京畿道高陽市に所在する韓国鉄道公社（KORAIL）の駅です。この駅は、京義線に位置しながらも、実際には京義・中央線の電車のみに対応しています。駅の番号は、京義・中央線がK326で、西海線がS07となっています。

歴史的背景

一山駅の歴史は1906年にさかのぼり、京義線の敷設が完了しました。1908年には正式に旅客営業が開始され、以来多くの利用者に親しまれてきました。1933年には旧駅舎が建設され、その独特な建築スタイルは日本の統治時代の影響を受けたものです。そのため、2006年に登録文化財第294号に認定されるなど、文化的な価値も持つ駅となっています。

1994年には小貨物の取り扱いを中止し、2006年には旧駅舎が文化財としての地位を得た後、2007年には京義線の複線電鉄化に伴い貨物取り扱いも終了しました。2009年には新駅舎が開業し、同時に京義電鉄線も開業しました。さらに、2023年には西海線の延長開通に伴い、新たに開業の運びとなりました。

駅の構造

一山駅は、地上にある島式ホーム3面6線を有し、橋上に配置された駅舎が特徴です。出入口は駅の南側に位置する1番出口と北側にある2番出口の2つです。旧駅舎はその歴史的価値から長年にわたり保存されてきました。

利用状況

近年の一山駅の利用状況も注目されており、特に2009年からのデータでは開業日から半年の間に多くの乗客が利用しています。利用者の数は年々増加し、駅は地域の重要な交通拠点となっています。

駅周辺

駅の南側には一山新都市の市街地が広がり、発展した商業エリアが形成されています。一方、北側には古くからの市街地があり、住民センターや学校なども存在しています。具体的には、大化洞住民センターや新一ビジネス高等学校、延世大学校三愛キャンパス、一山初等学校などが近接しており、地域住民にとっても重要な場所と言えるでしょう。

また、一山駅からはバス路線の利用も可能であり、多くの路線が接続しています。

隣接駅

一山駅は、京義・中央線では白馬駅（K324）と雲井駅（K329）の間に位置しており、急行列車や緩行列車が利用可能です。西海線では、隣の駅として楓山駅（K08）があります。

一山駅は、地域の交通の要所として、またその歴史的な価値からも多くの通勤客や観光客に利用されています。

もう一度検索