七穂駅

七穂駅（ななほえき）は、かつて新潟県西蒲原郡味方村大字山王（現在の新潟市南区山王）に位置していた、新潟交通電車線の駅でした。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅でした。開業当初は交換駅としての機能も担っていました。1998年（平成10年）に無人駅となるまでは、委託駅として運営されていました。

歴史

七穂駅は、その歴史の中でいくつかの変遷を経験しています。

1937年（昭和12年）11月22日 - 新潟電鉄鉄道線板井駅 - 吉江駅間に、越後山王駅（えちごさんのうえき）として開業しました。当初は列車交換が可能な駅でした。
1940年（昭和15年）10月1日 - 七穂駅に改称されました。
1943年（昭和18年）12月31日 - 新潟電鉄と新潟合同自動車が合併し新潟交通が成立、同社の駅となりました。
1958年（昭和33年）12月 - 貨物営業が廃止されました。
1976年（昭和51年）10月1日 - 駅の運営が請負化されました。
1980年（昭和55年）12月28日 - 放火により木造駅舎が焼失するという痛ましい出来事がありました。
1981年（昭和56年）2月23日 - 駅舎が再建され、利用者の足として再び動き始めました。
1998年（平成10年）4月1日 - 無人駅となりました。
1999年（平成11年）4月5日 - 新潟交通電車線東関屋駅 - 月潟駅間の廃止に伴い、七穂駅も廃駅となりました。

駅跡

廃駅後、駅の施設は全て撤去され、その跡地は堤防へと続く道路として利用されています。しかし、道路の月潟駅寄りの場所には、わずかに駅の痕跡が残されています。

隣の駅

廃止時点での、七穂駅の隣の駅は以下の通りでした。

新潟交通

電車線

板井駅 - 七穂駅 - 吉江駅

関連項目

廃駅

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