七谷駅

七谷駅（ななたにえき）

七谷駅は、新潟県加茂市に存在した蒲原鉄道（蒲原鉄道線）の駅で、その歴史は1930年に始まります。この駅は、同年7月22日に新たに開通した東加茂 - 村松間（長さ15.2 km）の延伸とともに開業しました。

歴史の流れ

七谷駅の開業から約30年後の1960年1月10日、駅長の社宅から火災が発生しました。火災により駅事務室、売店、そして宿直室が全焼してしまいましたが、復旧作業が急ピッチで進められ、翌日の始発からは通常通りの運行が再開されました。この出来事は、駅の歴史における大きな出来事の一つでした。

1985年4月1日、加茂 - 村松間の廃線に伴い、七谷駅もその運命を共にしました。これにより、駅は廃駅となり、長い歴史に幕を下ろしました。

駅の構造

七谷駅は、島式ホームを持つ一面の地上駅で、旅客用線路が2線、さらに貨物用線路も1本設けられていました。この駅は小規模ながらも有人駅であり、駅舎が設置されていました。列車の交換が可能な設備を備えており、地域の交通の要所として機能していました。

乗客の推移

七谷駅を利用する乗客の数は、新潟県の各年度版統計書に記録されています。そこでは、数年間にわたって様々なデータが集められ、駅の利用状況が反映されています（具体的な数字は省略）。このデータは、駅の活況や変遷を知る上で貴重な存在です。

跡地の現在

駅が廃止された後、残された駅舎は一部改修され、地域の集会場として役立てられています。訪れた人々は、かつてこの場所で人々が行き交ったことを思い起こさせる島式ホームの痕跡を目にすることができます。こうした遺構は、歴史を感じさせ、地域住民にとっての忘れられない心のふるさととも言えるでしょう。

隣接駅

七谷駅の隣には、蒲原鉄道線の狭口駅と冬鳥越駅が位置しています。これらの駅もまた、かつて多くの利用者に支えられ、地域の交通網の一部を形成していました。これらの駅と共に、七谷駅は記憶に残る場所の一つとして位置づけられています。

参考文献

• - 村上宗之『蒲鉄ものがたり走った運んだ77年』新潟事業時報社、2001年、134-137頁

関連項目

• - 日本の鉄道駅一覧
• - 廃駅

このように七谷駅は、西新潟の鉄道史に名を刻んでおり、地域の発展に寄与してきた重要な駅であったことがわかります。

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