万博記念公園駅 (茨城県)

万博記念公園駅

万博記念公園駅は、茨城県つくば市島名にある首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの駅です（駅番号：TX18）。2005年8月24日に開業し、最寄りの科学万博記念公園からその名が付けられました。当初は地名から「島名駅」という仮称が計画されていました。

駅の概要

高架駅で、相対式ホーム2面2線の構造となっています。2023年度の1日平均乗車人員は約3546人で、つくばエクスプレスの駅の中では最も利用客が少ない駅です。

駅周辺

駅周辺には、生活に便利な施設が点在しています。徒歩圏内には、茨城県土浦土木事務所つくば支所情報ステーション、つくば警察署万博記念公園駅前駐在所、スーパーマーケットカスミなどがあります。また、ピアシティ万博記念公園や、乗馬クラブ、テニスガーデンなども比較的近くにあります。科学万博記念公園へは徒歩約30分、島名郵便局へは徒歩約22分です。少し足を伸ばせば、南筑波ゴルフ場や、つくば秀英高等学校（つくば市コミュニティバス「つくバス」谷田部シャトル利用）もあります。ホテルのアパホテル〈つくば万博記念公園駅前〉は駅前で非常に便利です。

公共交通機関としては、つくば市のコミュニティバス「つくバス」のシャトルバス2系統が利用可能です。

歴史と特徴

万博記念公園駅は、茨城県の請願により設置されたつくばエクスプレス唯一の請願駅です。駅東側出口前の広場には、岡本太郎作のモニュメント「未来を視る」が設置されています。これは1985年に開催された国際科学技術博覧会（科学万博）のために制作されたもので、駅開業に合わせて科学万博記念公園から移設されました。

興味深いことに、大阪府吹田市にも同じ名前の「万博記念公園駅」（大阪モノレール線）があります。そちらの駅からは、1970年の大阪万博で岡本太郎が制作した太陽の塔を望むことができます。

アクセスと周辺環境

万博記念公園駅は、科学万博記念公園へのアクセス拠点として機能しています。公園へのアクセスは徒歩で約30分ですが、周辺には様々な施設があり、生活の利便性も高いと言えるでしょう。比較的静かな住宅街に位置しており、落ち着いた雰囲気の中で利用できる駅です。

利用状況

開業以来、万博記念公園駅の利用状況は比較的安定しています。近年は、周辺地域の開発や人口増加に伴い、利用客数の増加傾向が見られますが、それでもつくばエクスプレスの中では利用客数が少ない駅であることに変わりはありません。

まとめ

万博記念公園駅は、科学万博記念公園へのアクセス、そして周辺の生活環境の両面から、つくば市における重要な駅となっています。岡本太郎のモニュメントの存在も、この駅のユニークな特徴です。今後も周辺地域の開発動向に注目が集まります。

隣の駅

※快速・通勤快速は通過します。

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