万葉牛

万葉牛（まんようぎゅう）

万葉牛は、鳥取県で肥育される黒毛和牛のブランド名です。「万葉牛生産流通組合」が定める厳格な基準をクリアした牛肉のみが、その名を冠することを許されます。正式名称は「鳥取いなば万葉牛」です。

生産者

万葉牛の品質を支えるのは、以下の6つの指定生産者です。

谷口畜産
うしぶせファーム
菊丸ファーム
伊藤畜産
川北誠一郎
山下畜産

これらの生産者は、長年の経験と知識を活かし、万葉牛ならではの味わいを追求しています。

販売

万葉牛は、全国52店舗（2021年12月1日時点）の指定登録店で販売されています。これらの店舗では、万葉牛の美味しさを最大限に引き出す調理法で提供されます。

認定基準

万葉牛として認定されるためには、以下の基準を満たす必要があります。

品種: 鳥取県産の黒毛和種であること。
格付: 肉質等級が4以上であること。
その他: 因幡和牛専用の出荷履歴がある肉牛であること。万葉牛生産流通組合の組合員であり、鳥取いなば農協へ出荷された肉牛であること。万葉牛指定生産者が出荷する枝肉の中から、万葉牛生産流通組合が認定した肉牛であること。

これらの基準をクリアすることで、万葉牛は常に高い品質を維持しています。

純血但馬血統万葉牛

2021年10月11日より、新たな認定基準として「純血但馬血統万葉牛」が設けられました。これは、但馬牛の血統を受け継ぐ素牛を万葉牛指定生産者が肥育し、出荷した和牛を認定するものです。

認定基準

純血但馬血統の素牛を肥育した黒毛和種であること。
いなば農協に出荷された肉牛であること。
指定生産者が出荷する枝肉の中から、生産流通組合が認定した肉牛であること。

格付けや月齢に関する定めはありませんが、厳しい基準をクリアした牛肉のみが「純血但馬血統万葉牛」として認められます。

その他

万葉牛生産流通組合では、販促管理などを含む年会費を12,000円としています。

関連項目

純血但馬血統万葉牛
日本のブランド牛一覧

外部リンク

万葉牛生産流通組合
株式会社はなふさ

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