三ッ輪商会

株式会社三ッ輪商会

株式会社三ッ輪商会は、北海道釧路市に本社を置く企業です。登記上の社名は「三ッ輪商会」ですが、ロゴでは「三ッ輪商會」と表記されています。

歴史

三ッ輪商会の前身は、戦後の窮乏期に物資が不足していた時代に、昆布などの海産物を内地へ託送し、その帰り荷として石鹸、化粧品、生活雑貨などを釧路で販売していた三ッ輪運輸商事部です。

1947年（昭和22年）10月8日、この三ッ輪運輸株式会社商事部から独立し、株式会社三ッ輪商会が設立されました（初代社長は栗林定四郎氏）。同年8月には、日本セメント株式会社（現在の太平洋セメント株式会社）の特約販売店となり、道東地域の受注に対応しました。同時期に函館重油タンクの販売店も務めていましたが、三菱石油株式会社に合併されたことに伴い、昭和24年4月に三菱石油株式会社の特約販売店となりました。さらに同時期には、明治鉱業株式会社の石炭専属仲買店（専仲）ともなりました。

セメント、石油、石炭の販売体制が整ったことで、三ッ輪商会は東北海道一円に販売網を確立しました。その後、建材、LPガス、機械、タイヤ、OA機器、コンテナなど、幅広い分野に進出し、営業活動の場を北海道全域へと拡大しました。

沿革

1947年（昭和22年）10月1日 - 三ツ輪運輸株式会社商事部より分離。石炭、石油、セメントの販売を開始。
1949年（昭和24年）8月1日 - 帯広支店、北見支店開設。
1950年（昭和25年）4月1日 - 札幌支店、東京支店を開設し、生コンクリート、砂利、砂、砕石、割栗石、タイヤ、ベルト、パイプ、鋼材等の販売を開始。
1960年（昭和35年）8月1日 - 釧路大楽毛給油所開設。
1961年（昭和36年）10月1日 - 釧路浪花町給油所開設。
1963年（昭和38年）7月1日 - 釧路鳥取給油所開設（十條前給油所に改名）。
1968年（昭和43年）
7月1日 - 網走郡美幌町に営業所開設。
12月1日 - 建設、産業機械、荷役運搬機、冷暖房機器等の販売を開始。
1969年（昭和44年）8月1日 - 釧路川北オートガススタンド開設。
1970年（昭和45年）5月1日 - 札幌北33条給油所開設。
1972年（昭和47年）7月1日 - 札幌白石区中央給油所開設（本通6丁目給油所に改名）。
1973年（昭和48年）
6月1日 - 釧路新栄町給油所開設。
9月1日 - 釧路西港給油所開設。
1989年（平成1年）10月1日 - 札幌支店、支社に昇格に伴い事務所移転。
1995年（平成7年）9月1日 - 北見西給油所開設。
1996年（平成8年）3月1日 - 白糠営業所開設。
2000年（平成12年）10月1日 - ドコモステーション釧路昭和中央店を開設。
2001年（平成13年）10月1日 - 釧路オペレーションサービスセンターを開設。
2002年（平成14年）
8月1日 - 北見支店、事務所移転。
10月1日 - 札幌車検センター開設。
2006年（平成18年）4月1日 - 新事務所サイタスビル新築移転。
2008年（平成20年）4月1日 - 苫小牧事業所開設。

事業内容

多岐にわたる事業を展開しています。

建材事業本部：セメント、生コンクリート、パイル、骨材などの建築土木資材の販売、及びそれに伴う工事。コンテナの販売、リースも行います。
エネルギー事業本部：ENEOSの特約店として、産業用・暖房用の重油、軽油、灯油、アスファルトなどを販売。ENEOS、おそうじ本舗の運営も行います。また、家庭用・業務用のLPガスの供給及び保安業務も行っています。
企画事業本部：アウトドア専門ショップ「アウトドアショップEHAB」、キャンプ場「EHAB和琴湖畔キャンプフィールド」の運営、業務スーパーのフランチャイズ展開、ドコモショップの運営、富士フイルムビジネスイノベーション製品のリース、販売、OA機器、事務機器などオフィス環境のトータルサポートを提供します。

事業所

本社 - 釧路市鳥取南5丁目12番5号
札幌支社 - 札幌市東区北12条東9丁目3-28
帯広支店 - 帯広市西7条南16丁目12
北見支店 - 北見市中央三輪4丁目526
東京支店 - 東京都千代田区丸の内2丁目5-2 三菱ビル9階954区
苫小牧事業所 - 苫小牧市あけぼの町3丁目2番5号

その他、多数の給油所、車検センター、ショップ、ガススタンドなどを展開しています。

関連会社

主要関連会社：三ッ輪運輸
グループ企業：三ッ輪ベンタス株式会社、三ッ輪建設工業株式会社、三ッ輪砕石株式会社など多数。
* 主要関係会社：株式会社栗林商会、苫小牧栗林運輸株式会社など。

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