三ツ沢公園

三ツ沢公園の紹介

三ツ沢公園（みつざわこうえん）は、神奈川県横浜市神奈川区に位置する大規模な運動公園で、多彩なスポーツ施設が整っていることが特徴です。この公園には、陸上競技場、補助競技場、球技場、テニスコート、馬術練習場などが完備されており、地域のスポーツ活動やレクリエーションの場として利用されています。

公園の概要

横浜駅から北西へ約2キロメートルほど進むと、海抜40メートル程度の丘陵地に広がる三ツ沢公園が見えてきます。公園内は遊歩道が整備され、豊かな自然環境が維持されています。特に桜の木が多く、春には花見を楽しむ人々で賑わう光景が広がります。また、神奈川県道13号（新横浜通り）が公園を北東側と南西側の2つのエリアに分けており、三ツ沢公園前交差点にある歩道橋を通じて行き来が可能です。北東側には豊顕寺市民の森が広がっており、自然散策を楽しむこともできます。

歴史と変遷

三ツ沢公園の歴史は1939年に遡ります。当初は神奈川県護国神社外苑として整備され、1942年から1943年にかけて防空緑地整備事業が進められました。しかし、1945年の大空襲によって護国神社は完成前に消失しました。1949年には公園が三ツ沢公園として開園し、同年にバレーボールコートが設置されました。これは第4回国民体育大会のバレーボール会場として使用されました。1951年には陸上競技場が完成し、その後も1964年の東京オリンピックではここでサッカーが行われるなど、様々なスポーツイベントが開催されました。

2008年には、球技場の命名権が日本発条によって取得され、「ニッパツ三ツ沢球技場」という名称に変更されました。2017年からは、横浜市緑の協会と横浜市体育協会が指定管理者として管理を行っています。

施設の詳細

現存する施設

• - 北東側

- 三ツ沢公園馬術練習場（横浜市唯一の馬術施設）
- 戦没者慰霊塔（護国神社跡地に建立）
- テニスコート

• - 南西側

- 三ツ沢公園陸上競技場
- 三ツ沢公園補助競技場
- ニッパツ三ツ沢球技場
- テニスコート
- 青少年野外活動センター
- 神奈川県立スポーツ会館
- 平沼記念体育館

現在は存在しない施設

かつてはバレーボールコートや軟式野球場がありましたが、これらは現在テニスコートや新たな施設へと生まれ変わっています。

周辺地域

三ツ沢公園の周辺には様々な施設が点在しています。横浜市立市民病院や豊顕寺、市民の森、さらには神奈川県立横浜翠嵐高等学校や横浜国立大学などがあります。これに加え、古河電気工業の社宅もあったが、病院の移転に伴って取り壊されました。

アクセス情報

三ツ沢公園へのアクセスは非常に便利です。鉄道を利用する場合は、横浜市営地下鉄ブルーラインの三ツ沢上町駅から徒歩15分ほどで到着します。また、バスを利用すれば、横浜駅西口から各線で「三ツ沢総合グランド入口」で下車、徒歩2分ほどで公園に到着します。

三ツ沢公園は、スポーツや自然が共存する素晴らしい空間であり、多くの人々に愛されている場所です。

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