三原赤十字病院

三原赤十字病院について

三原赤十字病院（みはらせきじゅうじびょういん）は、広島県三原市にある医療施設で、日本赤十字社広島県支部の管理の下で運営されています。この病院は、広島県における災害拠点病院の一つとしても認定されており、地域の医療を支える重要な役割を果たしています。

沿革

この病院の起源は1949年6月1日にさかのぼります。当初は「三原市立三原中央病院」として開院しました。1952年には日本赤十字社に移管され、現在の名称である「三原赤十字病院」に改名されました。この時期から病院の基盤が急速に構築され、様々な診療科や機能が追加されていきました。

1953年には結核病棟の増設、1956年には眼科の開設、1957年には整形外科の設立が行われるなど、病院は年々成長を続けました。1988年には総合病院としての名称を取得し、1992年には循環器科を再開設しました。また、1999年には呼吸器科を新たに設置し、患者の多様なニーズに応える体制が整いました。

その後も、病院は新しい診療科の設立を進め、2004年には脳神経外科、2007年にはリウマチ科を新設しました。2010年には病床数の改定が行われ、228床に増加しました。2022年には三菱三原病院との統合が実現し、さらなる医療提供の体制強化が図られています。

診療科目

三原赤十字病院では、内科、循環器内科、小児科、外科、整形外科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、皮膚科、麻酔科、脳神経外科など、多岐にわたる診療科を設けており、地域住民の健康を支えています。また、看護部や薬剤部、リハビリテーション課など、診療協働のための部門も充実しています。

医療機関としての指定

この病院は、結核予防法指定医療機関や身体障害者福祉法指導医療機関、さらには労災保険指定医療機関など、数多くの医療機関指定を受けています。また、二次救急指定病院としても認定され、地域の急性期医療にも対応しています。

アクセス

三原赤十字病院へのアクセスは、JR山陽新幹線・山陽本線・呉線の三原駅から徒歩約10分の距離にあります。三原駅からトモテツバスを利用し、「日赤病院前」で下車することも可能です。

このように、三原赤十字病院は地域医療の充実に寄与しながら、多様な医療サービスを提供し続けています。

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