三宅明正

三宅明正（みやけ あきまさ）

プロフィール

三宅明正は、1953年3月30日生まれの日本の歴史学者です。近現代日本労働史を専門とし、千葉大学名誉教授の称号を持っています。近年では、歴史教科書や通史に関する研究にも力を入れています。

学歴・職歴

東京都新宿区で生まれ、1975年に東京教育大学文学部史学科を卒業しました。その後、1977年に一橋大学大学院社会学研究科修士課程を修了、1981年には同大学院博士課程を単位取得退学しています。指導教官は歴史学者の藤原彰でした。

1981年からは日本学術振興会奨励研究員として研究活動を開始し、1983年には財団法人法政大学大原社会問題研究所員・研究員に就任しました。1984年からは千葉大学文学部助手を務め、1987年に同大学教養部助教授、1994年に文学部助教授、そして1998年には文学部教授へと昇進しました。2018年に千葉大学を定年退職し、名誉教授となりました。

この間、1997年から1998年にかけてデリー大学大学院招聘客員教授、2003年にコーネル大学ファカルティ・フェロー、2007年から2009年まで千葉大学大学院人文社会科学研究科長、2009年にルプレヒト・カール大学ハイデルベルク日本研究所招聘客員教授、2012年から2013年にかけて再度デリー大学大学院招聘客員教授を歴任しています。

受賞

1987年には、冲永賞を受賞しています。

研究内容

専門は近現代日本労働史ですが、歴史教科書や通史に関する研究も行っています。特に、歴史教育における問題点や、歴史認識のあり方について深く考察しています。

著書

単著

『世界の動きの中でよむ日本の歴史教科書問題』梨の木舎、2002年。
『レッド・パージとは何か』大月書店、1994年。

共著

『日本史A 現代からの歴史』東京書籍（高校日本史教科書）。

編著

（高野和基）『展望日本歴史第23巻 歴史の中の現在』東京堂出版、2004年。

関連情報

[千葉大学]]教員紹介：[http://www.l.chiba-u.ac.jp/ja/instructor/detail/206/
関連項目：千葉大学の人物一覧、レッド・パージ

もう一度検索