三宝寺 (京都市)

三宝寺

三宝寺（さんぽうじ）は、京都府京都市右京区鳴滝松本町にある日蓮宗の寺院です。寺号は金映山妙護国院三寳寺といい、後水尾天皇より賜ったと伝えられています。境内には、宝暦年間（1751年 - 1764年）に移植された名桜・御車返しの桜があり、春にはその美しい姿を見ることができます。

歴史

三宝寺は寛永5年（1628年）、後水尾天皇の内旨を受け、右大臣・今出川経季と中納言・冷泉為尚が開基となり、中正院日護を開山として創建されました。昭和4年（1929年）には、昭和天皇即位式の建物が下賜され、本堂として使用されています。

かつては、大本山本圀寺（六条門流）に属する寺院でしたが、日蓮宗は昭和16年（1941年）に本末制度を解体したため、現在では旧本山、旧末寺という呼び方がされています。

旧末寺の一つに、京都市上京区にある壽福山十如寺があります。

宗徧流茶道との関係

三宝寺は、宗徧流茶道とも深い関わりがあります。宗徧流茶道の祖である山田宗徧（1627年 - 1708年）は、凉池院（東谷の塔頭）の茶室である四方庵で茶道の修行をしたと伝えられています。山田宗徧は、赤穂浪士の大高忠雄に吉良邸の茶会の日を教えた人物としても知られています。現在、四方庵の旧跡には、宗徧流十世家元によって碑が建てられています。

ギャラリー

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アクセス

京都市営バス・西日本ジェイアールバス：三宝寺バス停より徒歩5分
嵐電北野線：宇多野駅より徒歩20分

脚注

参考資料

日蓮宗寺院大鑑編集委員会『宗祖第七百遠忌記念出版 日蓮宗寺院大鑑』大本山池上本門寺 (1981年)
毎日新聞 2016年12月5日（地方版にのみ掲載）

外部リンク

* 三宝寺

三宝寺は、美しい自然と豊かな歴史に彩られた寺院です。静かな境内を散策し、心静かに過ごしてみてはいかがでしょうか。

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