三家和真

三家 和真の経歴と特長

三家 和真（みけ かずま）は、1993年8月13日生まれで、和歌山県和歌山市出身の元プロ野球選手です。彼は内野手や外野手として活躍し、右投両打の特性を持つ選手でした。

プロ入り前の歩み

三家は和歌山市立和歌山高等学校に在学中、1年生からレギュラーに定着しました。高校3年時の夏には、地方大会の決勝戦に進出するも智辯和歌山高校に惜敗。その試合で彼はチーム唯一の打点を挙げるものの、全国大会出場は叶いませんでした。2011年のプロ野球育成ドラフトで広島東洋カープから指名を受け、育成選手として入団しました。背番号130をつけ、プロ生活がスタートしました。

広島時代の挑戦

広島での初年度は、主に体力作りに注力し、7試合で打率.286を記録。しかし、秋に膝を故障し、その後はリハビリに専念。2013年にはウエスタン・リーグで5試合に出場したものの、10月には戦力外通告を受け、自由契約選手になりました。

BCリーグでの再挑戦

広島を退団した後も、NPBでのプレーを希望し、12球団合同トライアウトに参加しました。しかし、獲得には至らず、一時ゲーム関連のアルバイトに従事。2014年にはBCリーグの信濃グランセローズに入団し、52試合に出場。その後、石川ミリオンスターズに移籍し、打率.219、26打点の成績を残しました。2016年には外野手に転向をし、再び千葉ロッテマリーンズのテストを受け、合格を果たします。

ロッテ時代の成果

2017年にロッテで支配下登録選手として契約。その年にはイースタン・リーグでの活躍が目を引き、ついに一軍に昇格。NPBでのデビューを果たしました。以降、2020年までの間に、数多くの試合に出場。特に2019年には初本塁打を放つなど、存在感を示しました。

現役引退後の活動

2020年、シーズン最終盤に戦力外通告を受けた三家は、12月に現役引退を発表しました。現役引退後は、千葉ロッテマリーンズのスカウトとして新たな道を歩み始めました。

選手特性と人物

三家は50m走を6秒0で走り、110mの遠投が可能な俊足かつ強肩の選手です。スイッチヒッターとしても特徴的で、他の選手のバッティングフォームの真似が得意でした。守備位置は主に外野ですが、BCリーグ時代やロッテの二軍では内野も守りました。そのバッティングスタイルは、多様性と柔軟性を持っており、特に高校時代に左打ちのスイングを試し、監督からの勧めでスイッチヒッターに転向しました。愛称は「マイク」で、好きな食べ物は生姜焼き、嫌いな食べ物はプリンです。

三家のプロ野球選手としての道は波乱に満ちたものでしたが、彼の努力と挑戦は、多くのファンに希望や感動を与えました。

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