三晃金属工業

三晃金属工業株式会社について

三晃金属工業株式会社（英: Sanko Metal Industrial Co., Ltd.）は、金属製の屋根や壁に関する事業を展開する建設会社である。主な業務は屋根材や壁材の製造・販売に加えて、それらに関連した工事を設計・請負うことにある。1970年代以降、日本全国に支店を広げ、製造拠点を多数持つ企業として成長を遂げてきた。

企業の基本情報

本社は東京都港区芝浦四丁目に位置し、製造拠点として深谷（埼玉県）、長田野（京都府）、滋賀（滋賀県）、江別（北海道）に4つの工場を運営している。また、同社は東京証券取引所第一部（東証一部）および大阪証券取引所第一部（大証一部）に上場しており、金融市場でも注目される企業である。

株主構成としては、日本製鉄と日鉄日新製鋼が主要な株主として、約16%の株式をそれぞれ保有している。特に、日本製鉄は日鉄日新製鋼の完全子会社であるため、グループ全体での持分比率は約40%に達し、三晃金属工業は持分法適用会社として扱われている。この他、日鉄物産や日本鐵板も株主に名を連ねている。

沿革

三晃金属工業の歴史は、1949年6月16日に山口県光市での設立から始まる。1954年には日本製鉄の前身である八幡製鐵が資本参加し、これにより企業基盤の強化が図られた。1959年には本社を東京都へ移転し、1962年には東京証券取引所の二部に株式を上場した。

その後、1964年には深谷製作所を新設し、さらに1969年3月に三晃建材工業株式会社を吸収合併したことで事業の拡大を進めた。1970年には大阪証券取引所の二部に上場し、1971年には東証一部と大証一部に指定替えとなり、安定した成長が続いた。

1974年には長田野製作所を新設、1988年には愛東製作所（現在の滋賀製作所）も設立された。1989年には札幌工場の江別製作所が設置され、全国各地に生産拠点を持つこととなった。

企業の展望

近年では、建設業界全体が厳しい競争環境に直面している中、三晃金属工業は高品質な製品の提供と専門的な技術力を武器に、さらなる事業の拡大を目指している。これからも金属屋根・壁に特化した工事や製造を通じて、日本国内外での競争力を高め続けることが期待される。

公式サイト

詳細な情報は、三晃金属工業公式サイトをご覧ください。

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