三村晃弘

三村晃弘（みむら あきひろ）は、1971年3月6日生まれ、東京都出身の日本の俳優です。血液型はO型で、シーズ・マネージメントに所属しています。彼は、丹波道場養成所を経て、舞台「大霊界」で足のない男という印象的な役でデビューを果たしました。

その後、舞台を中心に、テレビドラマや映画にも多数出演し、その確かな演技力で観客を魅了しています。特に、劇団榴華殿（RUKADEN）での活動は特筆すべき点でしょう。有明特設野外舞台での「バビロンより愛をこめて」や、北京上海ASIA小劇場ネットワーク招聘公演の「False」など、海外での公演にも積極的に参加し、国際的な舞台経験も積んでいます。

舞台出演では、1999年の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」や「博多のぼせ者〜音二郎と貞奴」といった作品から、2000年のミュージカル「出島」など、時代劇からミュージカルまで幅広いジャンルの作品に挑戦しています。中日劇場での「あげまん」や、アゲインシリーズの「怪人二十面相の優しい夜」、2003年の「きらら浮世伝」など、多くの舞台でその存在感を発揮しました。

2005年には、「劇場の神様・極付 丹下左膳」で劇団員と瀕死の老人という二つの役を演じ、テアトル銀座では「好色一代女」にも出演。2006年には京都南座での「都大路謎の花くらべ」で骨董屋の主人役を演じ、同年の「長崎ぶらぶら節」では西條八十役を演じました。2008年の「奇想天外」では劇場支配人役、「恋ぶみ屋一葉」では博多座の舞台に立ちました。2009年には「御用牙」や「サツキマスの物語」で紀伊国屋サザンシアターに出演し、2010年には「ACT泉鏡花」で東京グローブ座などの舞台に立ちました。

近年では、2024年に「阿呆ノ記」と「荒野に咲け」で、すみだパークシアター倉の舞台に立っています。舞台での活躍が目立つ一方、テレビドラマへの出演も欠かせません。1997年の「電磁戦隊メガレンジャー」第5話に出演したのを皮切りに、「山田風太郎 からくり事件帖-警視庁草紙より-」では会津藩士・永岡久茂（敬次郎）役を演じました。2006年には「出張料理人」、2010年には大河ドラマ「龍馬伝」で薩摩藩・西郷隆盛の門弟役を演じました。また、「水戸黄門第42部」や「科捜研の女」、「メゾン・ド・ポリス」など、幅広いジャンルのドラマに出演しています。映画では、1996年の市川崑監督作品「八つ墓村」や2009年の「TAJOMARU」などにも出演しており、その演技の幅広さを示しています。

三村晃弘は、舞台を中心に多様なジャンルの作品に出演し、その演技力で観客を魅了し続けている実力派俳優です。舞台、テレビドラマ、映画と、活躍の場を広げ、今後ますますの活躍が期待されます。

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