三枝のドバーッとファイト!!

『三枝のドバーッとファイト!!』は、1983年4月22日から9月30日までTBS系列で放送された、毎日放送制作のゲームバラエティ番組です。

番組概要

この番組は、毎週金曜19時00分から19時30分に放送され、桂三枝（現・六代目桂文枝）が司会を務めました。毎回2組の芸能人チームが、うめだ花月劇場を舞台に、様々なゲームで対決を繰り広げる公開収録形式でした。

ゲームは個人戦と団体戦の両方があり、各ゲームの勝敗に応じてぬいぐるみが与えられました。最終的に、獲得したぬいぐるみの数が多いチームが優勝となり、優勝カップとぬいぐるみセットが贈呈されました。優勝時のファンファーレには、よみうりテレビの『スター爆笑Q&A』の海外旅行獲得時に使用されていたものが一部流用されました。

出演者

司会
桂三枝（現・6代目桂文枝）

レギュラー出演者

番組では、向かって右側のチームのキャプテンが汀夏子で固定されており、左側のチームのキャプテンは週ごとに変わりました。

汀夏子：向かって右側のチームのキャプテン。
和田アキ子：不定期出演ですが、出演時は必ず左側チームのキャプテンを担当。
今いくよ：汀夏子のチームのメンバーとして出演。
今くるよ：左側チームのメンバーとして出演。
アグネス・チャン
月亭八方
うつみ宮土理
江木俊夫
阿藤海（後の阿藤快）
長江健次
ほか多数のタレント

主なゲーム

番組では、以下のようなユニークでバラエティ豊かなゲームが繰り広げられました。

ヒット言エンド感：三枝が出すヒントから隠された言葉を当てるゲーム。
ぶっつけバンバン：座布団の上で早口言葉を言いながら、紅白の枕を相手に渡すゲーム。言葉を噛んだり、座布団から落ちたりすると失格。
逆（ギャグ）ゼスチャー：三枝が逆さまのジェスチャーで表現した言葉を当てるゲーム。
早く!言う名人：あるテーマから連想するものを言い当てるゲーム。答えられなかったメンバーは洗濯バサミを付けられる。
16文字キック：16枚のパネルに書かれた文字から、テーマに沿った言葉を作るゲーム。
ポテトパットマン：白い天秤に乗せたポテトを飛ばし、相手がしゃもじでキャッチするゲーム。
ジャン天狗ホイ!：じゃんけんに勝った人が天狗の鼻の振り（上、下、横）をし、相手が同じ振りをすると勝ちになるゲーム。
恐怖のオー面：2人1組で白いボードを持ち、お互いの顔をペンで描くゲーム。
ひっつきふえるメット：接着テープ付きヘルメットにボールを投げ、何個くっつくかを競うゲーム。
めくる言葉：4つのマスから1つを選び、隠された言葉を当てるゲーム。
ひっぱりクチャテープ：おでこに付けたテープを引っ張り合い、切れた方が負けのゲーム。
散る散るチギル：制限時間内にピンクの紙をちぎり、どちらが桜吹雪のように散らせるかを競うゲーム。
クルクルサーファー：ぬいぐるみを持ち、回転椅子に乗って回るゲーム。
つらいのはアンタだけだ!：シルクハットを被った5人の中から、中に「何か」が入っている人を当てるゲーム。
おつまみピンポン：卓球台のピンポン球を相手側に送るゲーム。
積紙くずし：トイレットペーパーをお盆に乗せて積み上げるゲーム。
ハラハラ風船わたし：お灸を乗せた風船を古今東西のテーマでお題を言いながら割れないように渡すゲーム。
冷や冷や歌合戦：しりとり形式で歌合戦をして、氷を落としたら負けのゲーム。
パックリえびせん：一升瓶の上に置いたえびせんを口で咥えたら勝ちのゲーム。
色アメさがし：色の付いた飴を早く探した方の勝ちのゲーム。
ゴーイング紙飛行機：大きな色紙で紙飛行機を作り、遠くに飛ばすゲーム。
あてっこポスター：ポスターの？に当てはまる言葉をフリップに書いて当てるゲーム。
おひらきヨイヤサ：同点決勝時にじゃんけんを行い、三枝の合図で股を開き、バランスを崩したら負けのゲーム。
めくる言葉：ボードを1枚めくって、挙手制で答えるゲーム。

スタッフ

番組は、以下のようなスタッフによって制作されました。

構成：中村進、カンガルー工場
演出：河井泉
技術：阪本英利
カメラ：琴浦康博
音声：永井正和
SE：久保秀夫
照明：太田幸一
編集：津田惇夫、黒田展章
デザイン：橋本潔
美術：つむら工芸
プロデューサー：浦川國雄、木村政雄
制作：岡崎巍（MBS）
制作協力：アイ・ティ・エス、大阪東通
製作著作：毎日放送、吉本興業

この番組は、ユニークなゲーム内容と、豪華な出演者たちのコミカルな掛け合いで人気を博しました。

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