三波伸介 (2代目)

三波伸介（二代目）

三波伸介（みなみ しんすけ、1964年6月14日 - ）は、日本のコメディアン、俳優。本名は澤登伸一。父は初代三波伸介であり、偉大な父の背を追いながらも独自の道を切り開いています。

生い立ちと経歴

東京都出身。日本大学鶴ヶ丘高等学校、日本大学芸術学部美術学科油絵科を卒業。幼少の頃から父の舞台を見て育ち、1966年に日劇で初舞台を踏みました。父のギャグ「びっくりしたなぁ、もう」は、実は幼少期の三波の口癖が元になったものだと言われています。

1982年、父の身の回りの世話をする傍ら、石坂浩二ミュージカルエンタープライズ（後の劇団急旋回）に入団。19歳で石坂浩二演出の「十二人の怒れる男」に出演するなど、着実に役者としてのキャリアを積んでいきます。

その後、映画『まんだら屋の良太』で初主演を果たしますが、突如旅回りに出るなど、ユニークな活動も展開。1989年には、NHK大河ドラマ「春日局」に松平伊豆守信綱役で出演し、再び脚光を浴びます。

ドラマ出演と並行して、「パブロ三波」として夜のクラブシーンで歌手活動も行っていました。「スペイン帰りの謎の歌手」として東京パノラママンボボーイズに参加するなど、その活動は多岐にわたります。

2003年度のNHK連続テレビ小説『てるてる家族』では、父をモデルとした「南紳介」役を演じ、そのそっくりな演技が話題を呼びました。また、2019年と2020年には、BS笑点ドラマスペシャルで初代三波伸介役を演じ、大きな反響を呼びました。

音楽活動も積極的に行っており、fm osaka「カレッジチャート」では、自ら歌った「ボンゴ天国」が1位を獲得しています。

現在の活動

現在は、喜劇専門劇団「萬天舘」の座長として活躍中。2009年12月8日、父・初代三波伸介の祥月命日に、「二世・三波伸介」を襲名し、「新しい東京喜劇を目指したい」と抱負を語りました。

格闘技マニアとしても知られ、東京スポーツWEBサイトで有名人ブログを担当。相撲、ボクシング、プロレス、古武道など、幅広い知識を披露しています。特に大相撲への造詣が深く、2010年にはNHK大相撲中継のゲスト解説者として出演し、そのコアな相撲ファンぶりで視聴者を魅了しました。

2015年7月には、シラノ、オケイとともにコントユニット「まんてんトリオ」を結成し、『キングオブコント2015』に参戦するなど、新たな挑戦も続けています。

弟子

三波ちぇこ - 占い師。二代目の妻。
波里々衣 - ヨガインストラクター
波琥珀 - 書道家
波朱音瑠 - 占い師、美容プランナー

主な芸歴

テレビドラマ

NHK大河ドラマ「春日局」（1989年） - 松平伊豆守信綱 役
NHK連続テレビ小説「てるてる家族」（2003年） - 南紳介 役
BS笑点ドラマスペシャル - 初代三波伸介 役

映画

まんだら屋の良太

バラエティー

ものまねバトル - 初代三波伸介のものまねで登場

著書

『三波伸介 画・書集～夢の途中～』

二代目として、父の遺志を継ぎながらも、独自の才能を発揮し続ける三波伸介。その活躍から目が離せません。

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