三波伸介の凸凹大学校

『三波伸介の凸凹大学校』

『三波伸介の凸凹大学校』（みなみしんすけのでこぼこだいがっこう）は、1977年10月から1982年12月まで、テレビ東京で放送されていた人気バラエティ番組です。通称「凸凹大学校」として知られ、司会を務めた三波伸介が「校長」となり、レギュラー陣やゲストを生徒役に設定したユニークな番組構成で、多彩なゲームやコントに挑戦していました。

番組の収録は、改築前の山野ホールで行われ、テーマ曲は「めだかの学校」の替え歌が使用され、出演者全員が一緒に歌うシーンが印象的でした。ゲストが登場する際には、その歌詞に合わせて紹介されるという演出も見られました。このテレビ東京制作の番組は、視聴率15％を記録し、同時期の他局のドラマとしのぎを削る人気を誇りました。

番組の展開

『三波伸介の凸凹大学校』では、恒例のコーナーがいくつか設けられていました。たとえば、1時間目には「エスチャー」というゲームが行われ、出演者が三波から出されたお題を絵で表現し、他のメンバーがそれに基づいて答えるという内容でした。このコーナーでは、特にずうとるびの江藤博利が描く独特な怪生物が人気を博しました。

また、コント集も番組の重要な部分であり、司会の三波自身もコントに参加しました。さらに「ベンチャー」というコーナーでは、ベテラン芸人が持ちネタを披露し、出演者もその芸に挑戦しました。このような多様なコーナーが、視聴者を飽きさせることなく楽しませる要因となっていました。

突然の終了

しかし、1982年12月8日、三波伸介が解離性大動脈瘤破裂により急死しました。その日は本番組の放送日でもあり、予定通り放送されたものの、特別なテロップが流される事態となりました。三波の死により、番組は成り立たなくなり、最終回を迎える運びとなります。12月15日には、彼の追悼特集が放送され、レギュラー陣が思い出を語り合い、感極まった様子が印象的でした。最後の放送では「今日でお別れ・三波伸介の凸凹大学校」と題し、5年3カ月の歴史に幕を閉じました。

主な出演者

三波伸介をはじめとする多くのタレントたちが活躍しました。岸本加世子、金井克子、ずうとるびなど様々なパフォーマーが登場し、一部は放送開始前に人気を得ていた芸人たちでした。番組はその独自のスタイルと臨場感あるパフォーマンスから、視聴者に深く印象を残しました。

スタッフと制作

番組を支えたスタッフも重要で、企画監修には塚田茂が名を連ね、構成を担った松岡孝や高田文夫らによって個性的な内容が生まれました。音楽担当の葵まさひこや、ナレーションを務めた大館章は、番組の雰囲気を一層引き立てました。

『三波伸介の凸凹大学校』は、テレビ史において非常にインパクトのある番組として記憶されており、三波伸介の存在がいかに大きかったかを物語っています。

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