山野ホール

山野ホールの概要

山野ホール（やまのホール）は、東京都渋谷区代々木に位置する多目的ホールで、山野美容専門学校の施設として設立されました。このホールは、1956年（昭和31年）に講堂として開設され、当時は優れた立地条件や設備が整っていたため、様々なイベントで利用されてきました。

歴史と利用状況

設立以来、山野ホールは学内の活動に加えて、テレビ番組の公開録画の会場ともなり、多くの名番組がここで収録されました。例えば、『ロッテ 歌のアルバム』（TBS）、『唄子・啓助のおもろい夫婦』（フジテレビ）、『欽ちゃんのドンとやってみよう!』（フジテレビ）など、数々の人気番組がこのホールで制作されてきました。また、プロボクシングの日本タイトルマッチが行われたこともあるなど、多岐にわたる利用が見受けられました。

平成以降、ホールの使用形態は変わり、安全面やコスト面を考慮して、テレビの公開収録は行われていません。その代わりに、コンサートや演劇、その他の公演が頻繁に開催されています。観客を引き込む多様なイベントの場として、現在も多くの人々に親しまれています。

再開発と近年の出来事

2004年4月24日に一度閉館となり、建物は改築されました。2007年には新たにMYタワー（M.YAMANO TOWER）が完成し、その地下3階には新しい「山野ホール」がオープンしました。この新しい山野ホールは、現代のニーズに応えた設計が施され、アクセスの良さや設備の充実が特徴です。

さらに、2009年11月29日には、ホール内で火災が発生したことがあり、その影響で当日のイベントは中止になりました。これを受けて、館の管理会社が株式会社ハートスから、新しい管理会社に変更されました。

最近では、2019年度にはミス・ユニバース・ジャパンの日本大会ファイナルがここで開催されるなど、多様なイベントが行われる場としての地位を確立しています。

アクセス情報

山野ホールへのアクセスも非常に便利です。小田急小田原線の南新宿駅に隣接しており、また山手線、中央・総武緩行線、都営大江戸線が通る代々木駅から徒歩2分という近さがあります。これにより、都内の各所からの訪問が容易です。

管理会社とサービス

ホールの音響や映像の管理は株式会社LiSMoRが担当しており、照明に関しては株式会社東舞トータルサービスが手掛けています。これらの専門企業によるサポートが、ホールでのイベントの成功に寄与しています。

まとめ

山野ホールは、歴史的な背景を持ちつつ現代においても多くのイベントに利用されている重要な文化施設です。そのアクセスの良さと設備の充実さから、今後も様々な催しが期待されています。

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