三潴駅

三潴駅の概要

三潴駅（みずまえき）は福岡県久留米市三潴町田川に所在する、西日本鉄道の天神大牟田線の駅です。駅番号はT33として識別されています。

歴史

三潴駅は1937年10月1日に開業し、以来地域交通の重要な役割を果たしてきました。1965年にはホームの延長工事が行われ、次の年には駅舎の改築が実施されました。2008年にはICカード「nimoca」のサービスが開始され、さらに2017年には駅ナンバリングが導入され、利用者の利便性が向上しました。近年では2021年に駅の集中管理システムが導入され、終日無人化されました。

駅の構造

三潴駅は相対式ホームを有しており、2面2線の地上駅です。かつては単線時代があり、その際には上り列車にとって不利な線路配置となっていました。現在のホームの有効長は7両分となっており、様々な列車の発着に対応しています。

利用状況

2022年度のデータによると、三潴駅の1日平均乗降人員は822人に上ります。年ごとの利用状況は変動していますが、地域住民にとってなくてはならない交通の要所となっています。

駅周辺の環境

かつての三潴駅周辺は、交通が不便だったため、駅前の整備工事が行われました。これにより、駐輪場や駅前ロータリー、時計台が設置され、利用のしやすさが向上しています。駅近くには久留米市役所三潴総合支所や久留米市立三潴中学校、図書館など、多くの公共施設が存在し、地域住民にとって重要な場所となっています。

また、三潴郵便局や農業協同組合も近隣にあり、生活インフラが整っています。特に農業関連施設は地域の特産物の集荷場としても利用されています。

イベントとアクセス

毎年2月には、久留米市城島町で「城島酒蔵びらき」が開催され、このイベントにおいては三潴駅がアクセスの拠点として機能します。この期間中は一部の特急列車が臨時停車し、駅から会場へと向かうシャトルバスも運行され、多くの観光客で賑わいます。

隣接駅と路線

三潴駅は、西日本鉄道の天神大牟田線に属し、隣接する駅は大善寺駅と犬塚駅です。特急や急行列車は通過しますが、普通列車は三潴駅に停車します。

このように、三潴駅は地元住民にとっての重要な交通手段であり、地域の発展と共に変化してきた駅であると言えるでしょう。

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