三瀬谷駅

三瀬谷駅（みせだにえき）

三瀬谷駅は、三重県多気郡大台町佐原に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）紀勢本線の駅です。大台町の中心駅であり、大台ケ原や大杉方面への奥伊勢観光の拠点として機能しています。また、特急「南紀」の停車駅の一つでもあります。

歴史

当駅は1925年（大正14年）8月15日に、鉄道省紀勢東線（現在の紀勢本線）の川添駅 - 当駅間延伸時に終着駅として開設されました。その後、1926年（大正15年）8月18日に紀勢東線が当駅から滝原駅まで延伸され、途中駅となりました。

特筆すべき出来事として、1951年（昭和26年）11月22日には昭和天皇のお召し列車が停車し、駅前で奉迎が行われました。これは昭和天皇の戦後巡幸の一環でした。

1959年（昭和34年）7月15日には、線路名称改定により紀勢東線が紀勢本線へ編入され、同線の駅となりました。1983年（昭和58年）12月21日に荷物扱いが廃止され、1984年（昭和59年）2月1日には貨物取扱も廃止されました。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となっています。そして、2012年（平成24年）4月1日に無人駅化されました。

駅構造

三瀬谷駅は、単式ホームと島式ホームの2面3線、さらに側線数本を有する地上駅で、列車交換や折り返しが可能です。駅舎側のホームが単式、反対側が島式となっています。両ホームは屋根のない跨線橋で連絡しています。改装された古い木造駅舎が特徴で、内部には待合所があります。かつては駅事務室や出札口もありましたが、無人駅化に伴い現在は閉鎖されています。

現在は多気駅が管理する無人駅ですが、以前は東海交通事業（TKJ）が受託する業務委託駅であり、JR全線きっぷうりばも設置されていました。

のりば

駅のホームは以下の通りです。

停車列車

特急「南紀」を含め、全ての定期旅客列車が停車します。当駅を終着とする列車も設定されています。2006年3月のダイヤ改正以降、特急「南紀」は臨時列車を含めて全列車が停車するようになりました。それ以前は、一部の特急列車が当駅を通過していました。

利用状況

「三重県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通り推移しています。（具体的なデータは省略）

駅周辺

駅周辺には以下の施設やバス路線があります。

バス路線
三重交通：松阪駅方面
大台町営バス：大杉・滝谷方面

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）
■紀勢本線
川添駅 - 三瀬谷駅 - 滝原駅

※特急「南紀」の隣の停車駅は列車記事を参照してください。

外部リンク

大台町営バスの公式サイト'>大台町営バス

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