三縄駅

三縄駅について

三縄駅（みなわえき）は、徳島県の北西部、三好市池田町中西にある四国旅客鉄道株式会社（JR四国）の土讃線に属する駅です。駅番号はD23で、吉野川の右岸に位置していることが特徴です。この駅周辺には豊かな自然と歴史的な魅力が溢れています。

歴史

三縄駅は1931年9月19日に開業しました。当初は徳島本線の終点として機能していましたが、1935年11月28日に当駅と豊永駅の間が開通し、土讃線の駅としての役割を果たすようになりました。

その後、1970年6月1日には小口扱いの貨物取り扱いを廃止し、同年10月には駅が無人化され、簡易委託駅に移行しました。この時、手荷物の扱いも廃止され、到着小荷物に限定されました。

1987年4月1日には国鉄の分割民営化が行われ、四国旅客鉄道の駅となりました。その後、簡易委託の解除が行われ、現在は無人駅として運営されています。

駅構造

三縄駅は2面2線の相対式ホームを持つ交換可能な駅です。かつては2面3線のホームが存在していましたが、現在は外側の一線が廃止され、現在の構造に改修されました。駅舎は山小屋風のデザインで、以前は簡易委託駅として機能していましたが、2017年3月時点で委託は解除されています。

また、旧貨物ホームや貨物側線も現存しており、駅トイレは現在は閉鎖されています。

駅周辺

三縄駅の周辺にはいくつかの重要な地点があります。三縄郵便局や数本の県道が周辺を通っており、地域の交通インフラが整備されています。特に、徳島県道268号や269号は駅へのアクセス路線として利用されています。

また、自然環境も豊かで、近くには黒沢湿原や三好橋といった観光地があります。これらは地域の呼び物として訪問客を迎えています。

バス路線

駅前には四国交通のバス停が設置されていますが、経路の関係で利用できる路線は限られています。そのため、他のバス系統を利用する場合は、1つ北側のバス停を利用する必要があります。主な路線は以下の通りです。

• - 漆川線：漆川八幡神社前 / 阿波池田バスターミナル
• - 祖谷線：祖谷口・久保
• - 出合線：であい
• - 白地循環線西回り：白地・池田ダム・阿波池田バスターミナル

また、三好市営バスも多様な系統を運行しており、市街地中心部へのアクセスが便利です。

隣の駅

気になる隣の駅は、土讃線で繋がっている阿波池田駅（D22）や祖谷口駅（D24）です。これにより、他の地域とのアクセスが容易になっています。

脚注

三縄駅は、地域の歴史や運輸の重要性を考慮すると、今後も地元での役割を持ち続けるでしょう。この場所の魅力は、自然と歴史の両面で訪れる人々に新たな発見を提供しています。

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