豊永駅

豊永駅（とよながえき）

豊永駅は、高知県長岡郡大豊町東土居に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）土讃線の駅です。駅番号はD29。

概要

かつては急行列車も停車し、急行列車廃止後も特急列車の一部が停車していましたが、現在は普通列車のみが停車します。山あいの静かな場所に位置し、ローカル線の雰囲気を色濃く残しています。

歴史

1934年（昭和9年）10月28日：開業。
1962年（昭和37年）2月20日：土佐岩原駅との間で大規模な土砂崩れが発生。同年3月26日に仮復旧、翌年に新線に切り替え。
1969年（昭和44年）10月1日：配達の取扱を廃止。
1970年（昭和45年）10月1日：小口扱貨物の取り扱いを廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：駅員無配置駅となり、簡易委託駅化。同時に荷物の取り扱いを廃止。
1987年（昭和62年）2月：現駅舎竣工。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化によりJR四国の駅となる。
1988年（昭和63年）3月1日：簡易委託駅から直営駅となる。
2010年（平成22年）9月1日：無人化。
2025年度（令和7年度）：駅舎を解体（予定）。

駅構造

もともとは2面3線のホームでしたが、現在は3番線での客扱いが廃止され、島式ホーム1面2線の一線スルー式となっています。特急の待ち合わせがない場合、一部の例外を除き、方向別にホームを使い分けています。3番線は高知側からの出入りができなくなりましたが、工作機械留置線としてホームは残存しています。

駅横には貨物用ホーム跡、木造の職員詰所があり、国鉄時代の雰囲気を今に伝えています。かつてログハウスのような駅舎には平日の午前中のみ駅員が配置されていましたが、2010年9月1日に完全な無人駅となりました。

のりば

1・2番のりば：土讃線（阿波池田・徳島・高知方面）

駅周辺

駅周辺には、自然豊かな風景が広がっています。

土讃線全通記念碑：鉄道の歴史を伝える記念碑。
梶ヶ森：山頂付近には宿泊施設や天文台が併設された「山荘梶ヶ森」があります。
こんどうストアー：地元のスーパーマーケット。
定福寺：古代ハスが美しい寺院。かつてはユースホステルも併設されていました。
大豊町立大豊小学校：地域の子供たちが通う小学校。
国道32号、国道439号：主要な道路。
* 高知県道260号豊永停車場線：駅と周辺地域を結ぶ道路。

バス路線

駅前には「豊永駅前」停留所があり、ゆずバス（大豊町町民バス）の西峰線が発着しています。

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）

■土讃線

■普通

土佐岩原駅 (D28) - 豊永駅 (D29) - 大田口駅 (D30)

外部リンク

豊永駅 時刻表 (PDF) - 四国旅客鉄道

もう一度検索