三起商行

三起商行株式会社について

三起商行株式会社は、大阪府八尾市若林町に本社を置く、ベビー服や子供服を主に扱うメーカーです。その創業は1971年にまで遡り、創業者であり現在の社長である木村皓一が「三起産業」として、大阪にてベビー・子供服の製造卸業を始めました。1978年には企業としての形態を改組し、現在の「三起商行」という社名に変更すると共に、有名なブランド「MIKI HOUSE」を立ち上げ、その後の事業展開を加速させました。特にこのブランドは、国内外で人気を集めており、多くの店舗を展開しています。

事業の概要

主な事業はアパレルに特化しており、グループ企業が10社あり、ベビー総合プロデュース事業なども展開しています。他にも、出版や教育、外食産業など、多様な事業に取り組んでいます。2006年には東京海上キャピタルが株主となり、2011年には帝人グループを含む10社が株式を取得することによって、経営基盤を強化しました。特に2013年4月22日には、日系アパレル企業として初めてイギリス・ロンドンの高級百貨店「ハロッズ」に出店し、国内外での存在感をさらに高めました。

アパレル事業部のブランド展開

同社のアパレル事業部は、ミキハウスグループの中心的な事業部門で、5つのブランドを展開しています。具体的には、「ミキハウス」、「ミキハウスファースト」、「ミキハウスコレクション」、「ミキハウスダブルB」、「ミキハウスホットビスケッツ」となります。これらのブランドは、ベビー服や子供服だけでなく、靴や玩具、雑貨に至るまで、多彩な商品を取り揃えています。国内の直営店舗は約180軒に及び、さらに海外でも9ヵ国で販売されています。

スポーツ活動と企業イメージ

また、企業イメージの向上につながる活動として、ミキハウススポーツクラブを運営しています。このクラブは13競技にわたり、34人の選手が所属し、プレイヤーはミキハウスの社員でもあります。特に、社長の木村は「ミキハウスHKサービス」として馬主活動も行っており、これにより多角的なスポーツ支援をしています。2019年度には、柔道やテニスなどさまざまな競技の選手が活躍していました。

テレビや広告戦略

企業の広報活動として、テレビCMやスポンサー番組も数多く手がけており、子供たちの笑顔をテーマにしたCMが代表的です。特にフランスで撮影されたCMでは、子供が家族から拍手を受ける様子が映し出され、多くの共感を集めました。一方で、少子化などの社会的な影響により、CMの放映には変化が生じており、定期的にはスポットCMが流れる程度となっています。さらに、提供番組として「はじめてのバースデー」や「地球は僕らの宝島」など、多くの番組を支援し、子供たちの夢を応援しています。

書籍と関連情報

これまでに、ミキハウスに関する書籍も多く出版されており、経営理念やブランド戦略についての解説などがなされています。これらの情報は、同社のビジョンや成功要因を理解するのに大いに役立つでしょう。さらに、関連企業や活動も多岐にわたり、子供たちとその家族がハッピーになれるような製品やサービスを一貫して提供しています。ミキハウスは、これからも多くのファンや顧客に愛され続けていくことでしょう。

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