三輪清宗

三輪 清宗（みわ きよむね）

三輪清宗はフリーのゲームデザイナー、ライター、オカルト研究の考証家として広く知られています。彼は戦国時代の備中国の武将・三村元範の子孫であり、シーランド公国男爵でもあります。彼は主にテーブルトークRPG（TRPG）関連の執筆活動や、一部作品での魔術考証において高い評価を得ています。

プロフィールとキャリア

三輪は2004年、TRPGの『異界戦記カオスフレア』で第五回ゲーム・フィールド大賞のTRPG部門に準入選したことをきっかけにプロとしてのキャリアをスタートしました。それ以来、彼はゲームルールのシステムデザインだけでなく、ワールド設定や小説の執筆も手掛けてきました。

特にオカルト、特に西洋魔術に関する豊富な知識を活かし、『Fate/stay night|Fate_stay_night [Réalta Nua]』ではゲール語の考証を担当しました。また『Fate/EXTRA|Fate_EXTRA』のサーヴァント考証や、アニメ版『レンタルマギカ』の魔術考証も行っています。さらに、アニメ版『東京レイヴンズ』では呪術考証を担当しました。

独特なスタイルとメディア出演

三輪のスタイルはとても印象的で、常に黒いインバネスコートとステッキを持って公の場に登場します。その姿は不良たちが夏の早朝に霧の中から彼を見て怯えるほどのもので、ある意味彼のトレードマークと言えます。また、『レンタルマギカ』のTVCMにも登場し、同アニメの次回予告後には「三輪先生」というキャラクターが彼を象徴する形で解説を行っています。このキャラクターの声を担当しているのは、同作の出演者である諏訪部順一です。

さらに、ゲーム『まいにちいっしょ』の「トロ・ステーション」シリーズや『週刊トロ・ステーション』でも、風習や豆知識を教える役として登場しています。小太刀右京とはアマチュア時代からの相棒であり、同じくTRPG業界で長年にわたり親しい関係を築いています。

主な業績

三輪は「風の聖痕RPG」で初のリプレイを発表し、以後いくつかのリプレイにプレイヤーとして参加するなど、TRPGコミュニティにおいて広く評価されています。特に『Aの魔法陣リプレイブック』では、彼のプレイスタイルが「TRPG界のSR-71ブラックバード」と称賛されています。また、2012年には三田誠によるRPF『レッドドラゴン』でのシステムデザインやフィクションマスターの補佐も務めました。

三輪は神主の位をも持っており、スタジオの祓いを行った経験もあります。自身の休止中のブログでは、三村元範の一子元丸の子孫であることも明かしています。

主な作品リスト

テーブルトークRPG

• - 異界戦記カオスフレア（ゲームデザイン）
• - 風の聖痕RPG（ゲームデザイン）
• - メタルヘッドエクストリーム（ゲームデザイン）
• - テーブルトークRPG向けの様々なリプレイ作品の執筆も多数行っています。

ノベライズ・小説

• - STEINS;GATEシリーズ（小説店舗）
• - 甲鉄城のカバネリ（上下）
• - 太陽と死んだ魔術師（収録作品）

ゲームやアニメでの考証・協力

• - レンタルマギカ（魔術考証）
• - Fateシリーズ（ゲール語及びサーヴァント考証）
• - 進撃の巨人（設定協力）

三輪清宗は、その独自の知識と影響力を持ち、テーブルトークRPGとオカルトの世界で多くのファンに愛され続けています。

もう一度検索